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著…小松睦子、ことば探偵団『知ってるようで知らないものの数えかた』

 人は生きているうちは「一人(ひとり)」

 亡骸になると「一体(いったい)」

 棺と暮石は「一基(いっき)」

 遺骨と位牌は「一柱(ひとはしら)」または「一体(いったい)」

 段ボールは空だと「一箱(ひとはこ)」、荷物が詰められると「一荷(いっか)」

 ベッドは家では「一台(いちだい)」、病院では「一床(いっしょう)」

 などなど、色んなものの数え方が載っている本。

 わたしは常々、なぜ兎を一羽(いちわ)と数えるのかを不思議に思っていたのですが、

「宗教上の理由などで肉食を禁止されていたころ、兎を捕っても鳥だと言って食べていたころの名残です」
(P101から引用)

 とこの本に書かれていたので、長年の疑問がスッキリしました。

 もちろん諸説あるとは思いますが、言葉には必ず理由があるんですね。

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