発行…JTBパブリッシング『ディズニー　映画の世界を旅する』

　ディズニー映画の名場面と、その舞台とされる場所の風景をカラー写真付きで紹介している本。

　日本からの大体のアクセス方法も掲載されているので、「実際に行ってみたいな。こういうルートで行けばいいんだな」とワクワクしてきます。

　ディズニーとは関係なく、旅行の参考として眺めるのも楽しい一冊です。

　字が小さめなので、人によってはルーペが必要。

ディズニー 映画の世界を旅する (諸書籍)

　たとえば、『美女の野獣』。

　ベルが愛する父親と暮らしていた町は、カラフルな田舎町コルマールを彷彿とさせます。

　そして、野獣と出会い、やがて恋をしたお城は、荘厳なシャンボール城のよう。

　また、『シンデレラ』の舞踏会会場となったお城は、白亜のノイシュヴァンシュタイン城そっくりですし、ショーモン城、ユッセ城、シュノンソー城もその系譜という雰囲気を漂わせています。

　どこも豪華絢爛でうっとり。

　ロマンチックな恋物語が始まりそうな美しさ。

　また、『ピーター・パン』のエリザベス・タワー（ビッグ・ベン）やタワー・ブリッジも趣があります。

　今にもすぐそばを妖精とピーター・パンたちが飛んでいきそうなムード。

　また、この本にはディズニープリンセスだけではなくヴィランズを紹介するページもあります。

　たった２ページなのが残念ですが、ヴィランズ好きのわたしにとっては嬉しいコーナー。

　勿論プリンセスも好きですが、どうしてこうディズニー映画の敵役たちってこんなにも魅力的なのでしょうね？

　〈こういう方におすすめ〉
　ディズニー映画のファン。
　ロマンチックな建築物が好きな方。

　〈読書所要時間の目安〉
　３時間くらい。