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著…樋口進『ギャンブル依存から抜け出す本』

 ギャンブルのために借金をする、家族のお金を無断で使う、学校や会社を休む、といった風に生活が破綻するほどギャンブルにのめり込んでしまうのは、本人の意思が弱いからではなく、前頭前野の機能低下や「報酬系」の異常が起きる病気にかかっているのだ…という本。

 「単にギャンブルが好きな人」と「ギャンブル依存症の人」の違いや、医療機関の探し方、診察と治療の流れなどが書かれています。

「依存症の人の脳では、ギャンブルへの欲求が敏感になり強くなっていますが、いっぽうで、ギャンブルで勝ったときの快感は感じにくくなっています」
(P41から引用)

 という記述が衝撃的!

 それじゃ、いくらやっても満足することは難しいじゃないですか!

 だから満足出来るまで際限なくギャンブルを繰り返してしまうのでしょうね…。

 しかもギャンブル以外の趣味や娯楽には脳が反応しにくくなるそうです。

 なんと恐ろしい…。

 もしお金が余るほどの裕福な暮らしならそれでもいいのかもしれませんが…。

 借金をしてまでギャンブルにのめり込む人もいますよね。

 わたしの身近には、パチンコにハマって作った借金で親兄弟から絶縁され、自己破産に至ったけれど、やはりパチンコ屋に通い詰める…という人もいます。

 なんて恐ろしい…。

 この本によると、依存の要因となる「ギャンブル」には、パチンコ、スロット、競馬、競艇、競輪、オートレース、宝くじ、株式取引、FXなど様々なものが含まれるそうです。

 誰でも手を出しやすいものばかり…。

 ということは誰もがギャンブル依存症になるリスクがあるということですね。

 他人事ではないのでしっかり学びたいです。

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