著…安部佳織『新しい福祉の働き方 福祉ネイル』
この本の著者はかつて、ほぼ休憩なし・休みなしで工場の流れ作業みたいに次から次へネイルをするロボットのようになってしまい、大好きなネイルの仕事を嫌になりつつあったそう。
そんな時、ネイルの持つ素晴らしい力に改めて気づきました。
それは、人を笑顔にする力。
爪先は毎日必ず視界に入るもの。
だから、病気などの理由で爪が荒れてしまうと、人は余計に気落ちしてしまいがち。
逆に、爪が美しく整えられていると心が明るくなります。
可愛らしい。
綺麗。
キラキラ。
そういう喜びは、やがて、病気の治療やリハビリを頑張ろうというやる気にも繋がるようです。
この本には、ネイルを褒められることで外に出るのが楽しくなったという高齢者のエピソードや、「祖母にネイルをしてあげたい」と福祉ネイルの講習会を受講した方のエピソードが紹介されています。
この本を読んでいると、お洒落ってセラピーみたいだな、と気づかされます。
〈こういう方におすすめ〉
高齢になってもお洒落を楽しみたい方。
福祉の現場に関心がある方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間くらい。
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