著…ウィリアム・パワーズ 訳…有賀裕子『つながらない生活』
インターネットなどの情報通信技術が発達し、誰もがスマホやパソコンでいつでもどこでも誰かとつながれる現代。
これは、そうした現代ならではの生活のメリットとデメリットが書かれている本。
デメリットの紹介量の方が多めです。
情報通信技術の発達はとても便利な反面、誰もが朝から晩までとにかく気忙しいものですよね…。
メールはきていないか?
電話はきていないか?
SNSの通知はないか?
…なんて四六時中スマホやパソコンに注意を向けていると、ちっとも気持ちが休まりません。
しかし、この本のタイトル通り、誰とも「つながらない生活」をするのは、現代人にはなかなか難しいのが現状…。
この本にも、例えば旅先でチェックイン時にモバイル機器をフロントに預けてチェックアウトするまで取り出せないようにするサービスなどが紹介されていますが、「もしそういう時に限って何か急ぎの連絡がきたらどうしよう…」と想像するとなかなかそうしたサービスを利用出来ない人もいるのではないでしょうか?
そこで大事なのは、「ほどほどにつながる生活」。
無理なくほどほどにつながる生活を送るヒントが書かれた第12章が特に興味深かったです。
わたしもがっつりスマホ中毒の身なので、時にはこの本に出てくるような「インターネット安息日」を設けたいです。
〈こういう方におすすめ〉
デジタルデトックスをしたい方。
〈読書所要時間の目安〉
2時間〜2時間半くらい。
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