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著…ジョン・グレイ 訳…遠藤由香里+倉田真木『男は火星人 女は金星人 すべての悩みを解決する恋愛相談Q&A』

 おはようございます。

 「男女の傾向の違いを学びたい」という方におすすめの本をご紹介します。

 Q&A形式なのでサクサク読めます。

 一人ひとり考え方は異なるので、「男性だから」「女性だから」必ずこの本のような考え方をするとは限りません。

 しかし、よくあるパターンを知っておくと、気持ちのすれ違いを少しは回避出来ると思います。

 この本を読むと、たとえば、

 女性が「好きな人にもっと愛情表現して欲しい。電話もメールも大切なコミニュケーションツール。頻繁に連絡をくれないなら、わたしはあまり好かれていないということだ。わたしのことを好きなら、どんなに忙しくても、少しくらい時間を割けるはず」と思いやすいのに対して、

 男性は「感情を表に出すのは苦手。電話もメールも連絡ツールでしか無い。会った時にコミニュケーションをすれば良い。好きな相手であったとしても、特に用事が無いのにダラダラと連絡をラリーするのは苦痛だ。不安がられると、まるで疑われているような居心地の悪さを感じる」と思いやすい、

 ということが分かります。

 勿論、「連絡なんて一週間に一度すれば良い方」という女性もいますし、「一日に何度でも連絡を取り合いたい」という男性もいるので、一概には言えませんが…。

 こうした男女の心理傾向の違いを知っておくと、「わたしのことが嫌いなの!?」「なんでそんなに不安がるんだ!?」といった喧嘩に発展せずに済みそうです。

 さて、この本は2003年に初版が発行された本なので、恋愛相談によく登場する「LINEの未読スルー・既読スルー問題」といった今時の悩みについては全く触れられていません。

 2003年当時はまだまだそうしたSNSは主流では無かったですものね。

 しかし、大昔から続いてきた男女の特性の違いは根強いもの。

 わたしにはこの本がとても勉強になりました。

 この本の著者の別の本も入手したので、近々読んでみます。

 また、最後になりますが、わたしはこの本に書かれている、

「人を愛する最高の方法とは、かつて一度も傷ついたことがないかのごとく相手を愛することなのです」
(P53から引用)

 という言葉にグッときました…。

 きっとそれは、相手のことを信じ、決して他の人と比較したりせず、見返りを求めず、相手の幸せを一番に思いやる、といった優しい気持ちのことを差すのでしょうね…。

 わたしも早くその境地に辿り着きたいです!

 なかなか難しいですけれど…。

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