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監修・文…小埜雅章『観る・買う・食べる 京都坪庭めぐり』
誰でもどれか一つはお気に入りのお庭と出会える本だと思います。
灯籠で優しく照らされたお庭。
苔生したお庭。
瑞々しく活気があるお庭。
清らかな水の音が聴こえてくるお庭。
爽やかな初夏の風を感じさせるお庭…。
ページを捲る度に目の保養になります。
わたしは特に「妙心寺 東海庵」のお庭に圧倒されました。
石で波紋を描き、無限に拡がる宇宙を、そして精神世界を表現しているのだそう。
石が音を発することは無いはずなのに、まるで中央の石が言葉を発していそうな感じがします。
原始の怖さがあるような…。
でも懐かしくて吸い込まれてしまいそうな…。
不思議な感じ…。
いつかこのお庭に行ってみたいです。
〈こういう方におすすめ〉
美しいお庭と向き合うことで自分の心を見つめたい方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間くらい。
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