著…左巻健男『面白くて眠れなくなる理科』
わたしは「面白くて眠れなくなるシリーズ」が好きで、よく読んでいます。
この本においては、特に胎児の成長についての記述にハッとさせられました。
確かに、たった1つの受精卵から卵割を繰り返して、100個以上の細胞の集まり(胎芽)となり、やがて胎児へと成長していく過程で、他の生き物たちとも特徴が共通する形に変化していきますよね。
なんだか鳥肌が立ちます。
何万年どころではない生命の進化の歴史を、そんな短期間に…!
母親が「次はこうなって、ああなって…」と胎児の成長イメージを頭の中で具体的に描かなくても、母親の胎内で猛スピードで変化していくわけですよね。
まるで何かに導かれるかのように…。
それを怖いと思うべきか。
それとも感動的と思うべきか。
言葉ではうまく言い表せない感覚に圧倒されます。
自分自身も、同僚たちや友人たちも、道ですれ違うだけの名も知らぬ人々も、みんなそうやって生まれてきたんですよね…。
命って奇跡だ…。
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