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監修…丸山敬『マンガでわかる 薬のしくみとはたらき事典』

 ●「薬はどうやって効くの?」といった基礎知識
 ●「なぜ副作用が出るの?」「なぜ水以外で飲んだらダメなの?」「食後・食前・食間・頓服ってどんなタイミング?」といった素朴な疑問とその答え
 ●多くの人が抱えている47の疾患の症状やそれらに用いる薬

 について教えてくれる本。

 専門用語が沢山出てきますが、4コママンガも使って教えてくれるので飽きずに読み進めることが出来ます。

 単に「薬」と言っても、内服薬・注射薬・外用薬など、様々なタイプがありますよね。

 まず、「内服薬」。
 薬の成分と添加物を圧縮して丸めた「錠剤」は、飲みやすくて取り扱いが簡単。
 粉末や液状の薬をカプセルに閉じ込めた「カプセル剤」は、においや苦味を感じずに飲めます。
 粉末状の「散剤」や顆粒状の「顆粒剤」は、錠剤より早く吸収出来ます。
 薬の成分を精製水などに溶かした「内服液剤・シロップ剤」は、子ども向けに甘みをつけることも可能。

 「注射薬」は、液体の薬を体内に直接入れるので体内に入れる速さや量を調節出来ます。

 「外用薬」は、「塗り薬」「貼り薬」「坐薬」「点眼薬」「吸入薬」「トローチ」など様々な形態で、皮膚や粘膜から取り入れることが出来ます。

 漢方も含めると、薬の世界は無限大!

 一人ひとりの症状や体質などに合わせて、上手に薬を使いこなしたいですよね。

 なお、わたしはP88掲載のマンガに笑いました。
 「で、出ない…」と便秘に悩んでいるキャラクターに対して、お通じの薬を擬人化したキャラクターがこうアドバイスするのです。
 「規則正しいトイレ習慣と食物繊維を含んだ食事を心がけてください」と。
 便秘に悩んでいるキャラクターは「いや 今のをなんとかしたいんです」と冷静にお返事。
 まさに!
 そう!
 「これから」の便通を良くするより、「今」の便秘をどうにかしたいですよね!

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