文…メアリー・リン・レイ　絵…バーバラ・クーニー　訳…掛川恭子『満月をまって』

　まだ幼い子どもがこの絵本を読んだら「意味がわからない」と思うかもしれませんね。

満月をまって

　けれど。

　その子がいつか、誰かに心無い言葉をかけられた時。

　大人になって自分の将来について悩んだ時。

　「あの絵本に何か大切なことが書いてあった気がする…」

　と思い出せるかもしれません。

　だから、出来るなら子どものうちに読んで欲しい絵本です。


　月が満ちるのは、「何か」を見つける時。

　〈こういう方におすすめ〉
　年齢を重ねるごとに味わい深くなる絵本をお探しの方。

　〈読書所要時間の目安〉
　１０分くらい。