著…田中達也『MINIATURE LIFE2 ミニチュアライフ2』
もしかしたら、自分が気づいていないだけで、実は自分の周りにも小人たちが沢山居るのかも…? と想像してワクワク出来る本。
自分の部屋の中で、小人たちがクリップの中でキャンプをしたり、ソフトクリームの雪山で登山をしたり、本に何枚も貼られた付箋を階段代わりにしたりしているのかも…?
特にわたしが気に入ったのは、音符をハードルに見立てて、小人たちが陸上競技をしている作品。
面白い発想!
音楽を奏でるためではなく、飛び越えるために音符を使うなんて。
人間の長い髪の上に小人たちとカーラーが置かれていて、小人たちが「時間も髪も巻いていこう」と働いている作品も愉快。
小人さんたち、是非わたしのもとにもやって来て、わたしの時間も髪も巻いてください!
え? 自分で巻けって?
また、パジャマ姿の小人たちがマシュマロの上でいかにも気持ちよさそうに寝ている作品も素敵。
わたしもマシュマロの上で寝たい…。
寝心地最高だろうなあ。
ちなみにこの本には、調査隊のような格好をした小人がドーナツの中で「なんだここは! ドーナツてるんだ!?」と驚いたり、コートを着込んだ小人がソーダで満たされたコップの中で「季節はすっかり冬だソーダ」と呟いたりと、駄洒落多めなので、駄洒落をこよなく愛する人にもおすすめします。
この記事が参加している募集
いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖