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さかなクン最強説

突然ですが、

世界最強の人は誰?

と聞かれたら、みなさんは何と答えますか。

私が定義する「強い人」は、幸せそうに生きている人。

なので、最強の人=心底幸せそうに生きている人、だと思っています。

これを踏まえて冒頭の質問に答えるならば、私は迷わず

さかなクン

を挙げます。

さかなクンに象徴される、

「生きている間に、寝食を忘れるほど好きで没頭できる何かを見つけられた人」

が一番幸福で最強な気がするんです。

昨年『さかなのこ』を観て、ますますそう思うようになりました。

「誰が何を言おうと、私はこれが好き」という何かを持っている人は、軸があるからブレないし、心が折れない。

みうらじゅんさんも、その一人だと思います。

彼はほんと、「好き」を見つける達人ですよね。

この本を読むとそのことがよーくわかります。

何かを好きになるというのは、自分を徐々に洗脳して、長く時間をかけて修行をして、対象のことを深く知ってからでないと、長続きもしないし、人を説得することもできないということです。

「ない仕事」の作り方 みうらじゅん著 位置1,419

そうそう、この本も仕事に疲れた時に読み返してました。前回の投稿に含めるべきだった…。


で、最近友人からすすめられて知った新たな「最強の人」が、メモ少年こと篠田直哉さん。

篠田さんは小学生時代からお笑い芸人のロバートが好きでライブに通いつめ、ロバートに近づきたくてテレビ局に就職し、ロバート秋山の番組を作ってしまったというツワモノです。(ライブ中にメモを取りまくっていたので、「メモ少年」というニックネームが付いたようです。)

この話、すごくないですか?

こちらの動画でその経緯が解説されています。なんと再生回数1020万回超え!

好きのパワー、おそるべし。好きが高じるにもほどがある。

敬意を表するため、最近はメモ少年の髪型をちょっぴり真似させていただいております。

で、メモ少年が制作した番組『秋山歌謡祭』がこちら。

ロバート秋山がずーっと「それっぽく」歌ってます。彼、なかなか声量ありますね。

メモ少年は去年も同じ番組を作っていて、今年はきっちりバージョンアップしてきているのがニクいです。

こんな本まで出しちゃってます。

さかなクン、みうらじゅん、メモ少年。

好きを極めた人の話を聞くと、元気をもらえる気がしてくるんですよね。

そんなポジティブなオーラに触れたいがために、この番組もよく観ています。

毎回、ゲストの「好き」が炸裂してます。

私自身は、興味のあるものはたくさんあるのですが、「寝食を忘れる」レベルに好きなものには、まだ出会えていない気がします。

もしかすると、上記みうらじゅんさんのご指摘通り、それらの対象に(好きになるまで)ガッツリ向き合えていないのかも。

でも好きなものってガッツリ向き合うまでもなく、自然と好きになるのではないのかなぁ、と思う気持ちもあります。

あとは、今興味のあるものに向き合いすぎて嫌いになるのが怖い、というのもある気がします。

好きな英語に関しては、キャリアを選ぶときの軸にはなっている。これは確か。

ただ、20年近く翻訳の仕事をしてみて、自分にとっての英語は手段であって目的ではないと、つくづく思うようになりました。最近は翻訳のその先に目を向け始めています。

ともあれ、生きているうちに自分の情熱を120%傾けられるものを見つけられた人は、ほんとうに幸運だと思う。

みなさんは、そういう「好き」の対象を持っていますか?

あそうそう、さかなクンの自叙伝も、映画同様素晴らしかったのでご紹介しておきますね。

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