29 小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』
チェスを題材にした静かな物語。クライマックスがヘッセの『車輪の下』に似てたり、作風もどことない外国文学感があった。最後ミイラが間に合えば…と寂しく感じたけど、それも含めて、世の中に存在する仕方ない事情を受け容れることを伝えているように思った。
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