【文学フリマ東京38】絶対手に入れたい5冊
皆さん、こんにちは。
5月19日に開催される「文学フリマ東京38」に、ほんのひととき編集部として初出店することになりました!
さて、そんな些末なお知らせはさておき、今日は文学フリマで「絶対手に入れたい5冊」と題しまして、注目すべきクリエイターの方々を偏愛たっぷりにご紹介します。ではでは、最後までお付き合いください!
─No.1─
『パイをめぐる』
mg.さん
第一展示場 | G-03
https://c.bunfree.net/p/tokyo38/36283
はじめにご紹介するのは、食べものをめぐるZINE「mg.」の最新号です。これまで、珈琲、カレー、サンドイッチ、ドーナツ、からあげ、さつまいもと様々なジャンルの食べものをめぐってきましたが、7作目となる今号のテーマは「パイ」。ひとくちにパイといっても、洋風のものもあれば中華風のものもあるようです。
mg.はかつて同じ大学の文学部に所属していた6名のメンバーによるユニット。それぞれがライターやイラストレーター、料理研究家やポーセラーツ作家とさまざまなジャンルでご活躍されているので、その誌面構成もじつに多彩。今回はパイをめぐってどんな豊かな世界を見せてくれるのか、とても楽しみです!
─No.2─
『超個人的時間紀行』
タイムトラベル専門書店さん
第一展示場|Z-15〜16
https://c.bunfree.net/c/tokyo38/h1/Z/15
『超個人的時間紀行』は、文筆家の藤岡みなみさん監修によるエッセイ集です。タイムトラベルをテーマに執筆された11篇のエッセイが収録されています。前作の『超個人的時間旅行』は新聞にも紹介されるなど、たいへんな話題となりました。今作もその執筆陣の豪華さに目を奪われる方は多いはず……!
素敵な装画は、前作とおなじく髙橋あゆみさん。表紙にタイトルを入れない斬新な装丁デザインも健在です。出版の新たな可能性すら感じさせてくれる藤岡みなみさんプロデュースの渾身の一冊、ぜひご注目ください!
─No.3─
『本のまわりの困りごと おてあげ 第3号』
困っている人文編集者の会さん
第一展示場|Y-01〜02
https://c.bunfree.net/c/tokyo38/h1/Y/1
「困っている人文編集者の会(こまへん)」は、人文ジャンルの書籍編集者としてご活躍されている麻田江里子さん(KADOKAWA)、柴山浩紀さん(筑摩書房)、竹田純さん(晶文社)の3名によるユニットです。
『おてあげ』は書店員やブックデザイナーなど出版に関わるお仕事をされている方々にも声をかけ、本のまわりで起きている困りごとを共有し合うZINE。両手を上げた蟹のイラストが目印です。
前回のテーマは「がまん」でしたが、今回のテーマは「ばたばた」。こまへんメンバーの竹田純さんには以前、こちらのインタビューで『おてあげ』の立ち上げ経緯や文学フリマへの想いを詳しく伺っております。ぜひご覧ください!
─No.4─
『はこんでころぶ』
岡田悠さん
第一展示場 | Y-10
https://c.bunfree.net/p/tokyo38/37162
コロナ禍に出版された『0メートルの旅』が話題となり、ほんのひとときにも五反田にまつわるコラムをご寄稿くださった岡田悠さんが、新たなエッセイ本『はこんでころぶ』を引っ提げて文学フリマに参戦されます!
これまであちこちで『0メートルの旅』を推してきた“中の人”にとって岡田さんの文フリ参戦は、まさに盆と正月、渡りに船……これに乗らない手はありません。奥様が描かれたというペンギンの装画もめちゃくちゃ可愛いので、皆さまぜひご入手を!
─No.5─
『第一芸人文芸部 創刊準備二号』
第一芸人文芸部さん
第二展示場 Eホール | あ-27〜28
https://c.bunfree.net/p/tokyo38/36280
「第一芸人文芸部」は、文学をこよなく愛する吉本興業の芸人さんたちによるユニットです。前作では、又吉直樹さんの自由律俳句と散文、ピストジャムさんの切れ味鋭い書評、ファビアンさんのユニークな視点で描かれたショートショートと、それぞれの持ち味を発揮した文章が読者の心を鷲掴みにしました。
第2号となる今回は、アキナの山名文和さんやフルーツポンチの村上健志さんらも参戦。はたしてどんな共演が繰り広げられるのか、興味津々です!
─おまけ─
ほんのひととき編集部
第一展示場|Z-11〜12
https://c.bunfree.net/c/tokyo38/h1/Z/11
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ほんのひとときでは、文学フリマを盛り上げるキーパーソンにお話を伺うインタビュー連載を展開中です。第一回は、藤岡みなみさんの『超個人的時間紀行』にもご寄稿されている作家のphaさん、第二回は『おてあげ』を発行されている編集者の竹田純さんにお話を伺いました。今後も続々と更新していきますので、こちらのマガジンもぜひフォローをお願いします!
文=飯尾佳央
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