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ほんのひととき編集部が気になった記事

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ここでは、旅と本のウェブマガジン「ほんのひととき」の編集部が気になったnoteをまとめています。おもに、旅や文化歴史にまつわるもの、本や書店を紹介したもの、ほんのひとときの記事を…
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2024年11月の記事一覧

ひなたの道を旅しながら -西脇順三郎の詩の魅力

  【水曜日は文学の日】     詩の喜びの一つに、バラバラになった言葉の印象があると思っています。   鋭い決めフレーズやうらぶれた嘆きの言葉も勿論素晴らしいけど、何の物語もドラマも創らない言葉の断片全体が集まって、一つの空気を創りあげることの魅惑。   西脇順三郎の詩は、私にとって、そうした言葉が連なって乾いた空気を感じさせるのが魅力的な詩です。 西脇順三郎は、1894年新潟生まれ。家は代々名士の出で、画家を最初は目指すが挫折。大学時代は、フランスやイギリスの象徴派の詩

京都・祇園で時の流れを感じる、1番好きな過ごし方。

京都で好きな場所は、どこですか? 私が聞かれたら、「祇園の八坂の塔」って答えると思う。 本当はこういう時は、誰も知らない秘境とか言えたらかっこいいけど...笑 京都の中でも、王道の場所。 でも、そこから見る景色が1番好き。 清水寺で京都らしい写真を。 午前中は別の場所で京都を楽しんだ後、祇園に降り立ち、清水坂を駆け上がる。 参拝を終えて、下っている人とは逆方向。 そして、清水寺の境内へ。 清水寺から山に向かって進んで、折り返し地点。 そこから階段を少し上がった先に

昭和記念公園の探鳥会に参加してきた!

いつも東京蚤の市の後に昭和記念公園で探鳥している私ですが、公園が広すぎてどこを見ればいいのかわからない。探鳥会に参加してみたいな〜!と この記事でも言っていたんですが、調べてみたらちょうど11月開催の申込日が近かったので申し込んで行ってきました!なんと参加費は無料です。公園への入場料がかかるのみ。 昭和記念公園にはいくつか入り口がありますが、西立川駅からすぐの西立川口が集合場所でした。いつも立川駅から来るから公園までが遠く感じるけど、こっちは駅直結で感動!蚤の市じゃない日

【京都ぶらり】ようやく秋本番 見頃を迎えた南禅寺天授庵の紅葉

2024年南禅寺天授庵の紅葉が見頃に 2024年11月20日撮影 今年は、紅葉が遅く、ようやく京都も11月下旬になり紅葉も見頃を迎えています。南禅寺天授庵の紅葉が素晴らしかったのでお届けします。 南禅寺天授庵は南禅寺の開山第一世 大明国師 無関普門禅師を祀っています。南禅寺の開山塔であり、山内でもっとも由緒のある寺院です。 南禅寺大火、応仁の乱と二度の火災により、すっかり荒廃したまま130年が経ち、慶長年間になり当時の南禅寺住持玄圃霊三和尚が、戦国武将で歌人でもある細川 幽