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ほんのひととき編集部が気になった記事

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ここでは、旅と本のウェブマガジン「ほんのひととき」の編集部が気になったnoteをまとめています。おもに、旅や文化歴史にまつわるもの、本や書店を紹介したもの、ほんのひとときの記事を…
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2024年5月の記事一覧

ぽん太の散歩道:神奈川県内あじさいのスポット三選

こんにちは。ぽん太です。そろそろ紫陽花の季節となってきました。今回は神奈川県内のおすすめの紫陽花スポット3か所をご紹介します。 1.開成あじさいの里2021年の6月に訪れました。多くの田んぼの畝に紫陽花が植えられており、壮観です。このような形で紫陽花を鑑賞できるところも珍しいです。近くには、わらぶき屋根のある瀬戸屋敷や、瀬戸酒造店などもあり、散歩にうってつけの場所です。 フォト マップ

文学から富山に触れる場所:高志の国 文学館

こんにちは GWに岐阜から富山のルートで回った建築探訪。 伝統的な地域のお話が続いたので、 今回は巡ったうちの一つ、現代建築を訪ねたお話をしていこうと思います。 訪ねた先は富山県富山市にある「高志の国文学館」という公共施設。 そこは存在感が際立つ建築とはまた違った、周囲の環境に溶け込んでいるような建築でした。 それでは、 少しの時間、お付き合いいただけると嬉しいです。 |高志の国文学館とは 富山市街地の中心にある「高志の国文学館」 実際に訪れてみると大通りから中

記録するための絵 担当:五嶋奈津美(イラストレーター)

私は写真を撮るのが苦手だ。 まず撮りたい!という衝動が起きる回数が人より少ない気がする。そして絶望的に撮影センスがない。だから集合写真を私のスマホで撮らなくてはならない時などは戦慄してしまう。それでも言われれば一生懸命撮るのだが、私の写真はいつもアングルがおかしかったり、ぶれていたり、誰か目をつむっていたり、とにかく本当に下手くそなのだ。 そんな私でも自主的に写真を撮りたくなる時がある。近所の散歩道の街路樹、歩道を歩く人の後ろ姿、夕方の高層マンション群など、他の人が見たら、

文フリギリギリ出店記(と今後の販売予定)

5/19に行われた文学フリマ東京に初出店しました。準備がすべてギリギリだったことを前回書いたのですが、 なんとか出店できたものの、当日も全部ギリギリだったのでその記録を残します。また今回つくった本『はこんでころぶ』の今後の販売予定についても最後に書いています! ギリギリ出店記当日朝 朝早く起床し、時間の余裕を持って出発。準備がギリギリだった僕はもういない。失敗を次に活かせるかどうか、人の在り方はそこで決まる。 それにしても本が重い。重すぎる。32kgある。南極に3週間

『増補版 台北・歴史建築探訪』

台湾といえばオードリー・タンさんと蒋介石。あ、それからビビアン・スーさんにインリンさんもか。台湾て美人大国? ほんのひとときさんの記事があんまり素敵だったので『夫へのXmasプレゼントにしよう』というテイで本を購入。 そしたら、届いてビックリの分厚さと文字の多さ。 これは読むだけある。 ページをめくっているとちょいちょい現れる重厚な赤レンガの建物は、なんだか東京駅に似てないかい・・・? 調べてみると、台湾総督府設計コンペ(!)の審査員辰野金吾さんて方が東京駅の設計をされ

417 お茶の国しずおか・茶の世界に浸る

新茶の季節になりました。今年はうるう年だったので5月1日が八十八夜。立春から数えて88日目にあたる日に摘んだ新茶を飲むと長生きできると言われています。私は緑茶よりコーヒー派でこれまであまり緑茶には興味はありませんでしたが、静岡は全国に名だたるお茶の産地。静岡の居酒屋では必ず置いている焼酎のお茶割りは「静岡割り」と呼ばれておりお茶に対する愛情は並々ならぬものがあります。今日は静岡の中でも特にお茶の生産が盛んな牧之原台地を訪ね、しばしお茶の世界に浸ってきました。 静岡市内から車

【紀行文】黒き星が降る聖地を縄文人は目指した 信州の黒耀石体験ミュージアム

諏訪は黒耀石の古里 まずは霧ヶ峰白樺湖にて  諏訪に魅せられた。今年は旅に行こう。年初にそう決めた。  今回の旅は、テーマを「黒耀石をめぐる旅」と題し、友人と一泊二日で出かけた。諏訪には黒耀石の産地や関連する遺跡が数多くあることが分かり、いろいろと下調べを重ね、ぜひこの目で見たい! という場所を選んだ。  静岡県内を朝6時に出て、富士宮経由で中道を通り、中央自動車道に乗る。諏訪南インターで降り、そこから観光地としても有名な白樺湖方面に向かった。白樺湖で一休み。概ねここまで3