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175 本屋さんは減っているけど、読む文字量は増えている

1日に何文字読んでいるのだろう

 ATOKを長年使っている。ATOKマンスリーリポートというサービスがあって、毎月何文字打ったかを教えてくれる。多忙な月は20万字ぐらいはいくけれど、最近は7万字程度だ。2台のPCそれぞれなので合計14万字。スマホでの入力もATOKを使っているけど、カウントされていないだろう。
 自分で書いた文字数はだいたいこうして推測できるけれど、では一体、私は毎日、何文字読んでいるのかは、皆目見当がつかない。というか、いまその疑問にぶち当たった。
 この何年も閉店する書店の話をXなどで見聞きし、たまに開店する書店もあるけれど、圧倒的に閉店の話の方が多い。書店の経営は大変なのである。そして多くの記事が、書店の閉店=活字文化の終焉=本を読まない、といった図式である。
 とはいえ、いまの時代、私たちはとにかく朝から寝るまで「なにかを読んでいる」。これだけは断言できる。おそらく人類史上もっともいまは、多くの人たちが多くの文字を読んでいる時代と言えるのではないか。そう断言してみたい。断言してもいいよね。

SNS、ニュース、レポート、AI、テロップ、字幕

 SNSだけでもかなり量ではないか? 140字の制限のあるXも、有料版はもっと書けるし、長文記事へリンクしている場合はそこへ飛んで何ページにもなる記事を読むことになる。ニュース、天気予報、大谷さんの嫁さんの話からガーシーの有罪判決まで。日々の読む量は、恐らく新聞を遥かに越えているのではないだろうか。
 私はそのほかメールでいろいろな情報を受け取るので、それも読む。自分で検索して知りたいことを読む。AIに質問してAIが書いて来る文字も読む。テレビをつければ、文字情報だらけだ。上に日時、トピック、下に字幕。あるいは中央にも字幕。映画も字幕。洋画を字幕で見るだけではない。実は邦画やテレビドラマでも、セリフが聞き取れないことがしばしばあって、字幕モードで見るしかない時がある。
 さらにテレビの場合、CMの下の方に細かい文字でなにやら書いてあって、こちらは騙されてはいけないとそれをなんとか読み取ろうとする。
 そしてnoteでは、フォローしている人たちの記事を読む。私はカクヨムにも参加しているので、フォローしている小説も読む。春のこの時期はとくに学生の投稿が多いからか、毎日10編ぐらい更新されている。それに目を通す。カラオケをやるとすれば、スマホで歌詞を呼びだして、それを読むことになるだろう。私は歌うというよりは読んでいるのでお経っぽいのである。
 アマゾンやヨドバシから届いた製品の使い方を読む。PayPayでのキャンペーン情報を読む。その間にLINEやFBから入ってきた情報を読む。なおかつ、dマガジンで雑誌を読み、電子書籍も読むのである。
 当然、仕事においては、多数の報告書、日報、月報、行政からのお達し、政府からのお達しなどなど、読むべき書類は大量にある。すべて電子化されてPDFになったからといって、読まずに放置しておくわけにはいかないのだ。AIが、私の代わりに読んでくれているとしても、そのAIからの報告を読まないわけにはいかないだろう。
 これ以上、どうすればいいというのだろう?
(というわけで、いつもより短めに切り上げてみた)

描きかけ


 

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