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築55年の古民家を丸ごとDIYしてみる ③草むしり
まずは背丈ほどの雑草を、踏みつけ歩きやすい状態にすることから始めました。
草を避け、蜘蛛の巣を取りながら、前に進んでいくと、50〜80㎝位の大きな庭石が、いくつも転がっていました。
すすき、ドクダミ、いたどり、笹、椿、私が名前が言える草木がこのくらいで、空き家になって17年も経っている庭に、たくさんの草木が生えていました。
すすきが、まとまって生えているので、所々に島があるような感じです。
背丈ほどの草花を刈ったり抜いたりして、地面が見えてきた頃から本格的に庭の草むしり?(草むしりと言う域は超えていました)
準備した道具は、
✴︎穴掘り土起こし用の片手鍬(左右に歯があるタイプの片方が4本の歯で、片方が鍬のもの)
✴︎ショベル
✴︎剣先スコップ
✴︎レーキ
✴︎平鍬
✴︎主人と私の長靴
✴︎汚れても良い服
✴︎作業用グローブ
✴︎汚れても良い帽子
すすきの根の島があると、転びやすくて危険なため1番最初に撤去を始めます。
最初は、ショベルやスコップで、そして片手鍬平鍬を使って、ススキの根を掘り起こしました。
密度が濃くて、ショベルで刺してもびくともしません。
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片手鍬を使って掘り起こしても、ほとんど刺さっていきません。何度も何度も同じところを刺して、ようやく根の奥の方に鍬の刃が届くのです。
スコップで刺しても、私の力では全く刃がたちません。
ひたすら、何度も何度も鍬を大きく振り回しました。次の日の筋肉痛は確定です。
ひとつの島を掘り起こすのに、30分から1時間くらいは余裕でかかります。
力尽きる頃、根の島がむき出しになってきたところで、主人がスコップで「はいよっ」とグッと刺して、取ってくれます。
はじめは、島の周りを少しずつ掘り進めて、根の島がむき出しになるまで私の担当です。
主人はすすきの島よりも優先順位が高い大木の移動などをしてくれています。
それらをいくつも何度も繰り返して掘り起こしました。
すすきの根の島が無くなり、今度は穴ぼこだらけにはなりましたが、いくらか真っ直ぐ歩けるようにはなりました。
鍬で地面を掘ると、あらゆる根がびっしりと生えて絨毯のようでした。
掘れば掘るほど深いところにまだ根があり、イタドリが密集している場所のほとんどは、自分が胸まで埋まるほどの深さを掘りました。
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30㎝くらいでは、まだまだ特に何も感じずにひたすら掘るのが楽しくて楽しくて、、、。
大人になって、土だらけになって、穴を掘るなんて一生のうちなかなか無いですよね。砂浜でも穴掘りしないのに。
穴掘りを進めていくと、水が湧いてくるし、座るところが無くなって少し息をつきたくても地面に座れないんです。
汚れても良いように、ジーパンを履いて作業してましたが、じっとりと湿っている土砂の少しだけ出っ張りに座ると、下着までぬれてしまうんです。
そりゃそうなんですけど、実際に体験してやってみないとわからないものですね。
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イタドリの根は本当に深く、一週間もするとすぐに地上に向かってニョキニョキと生えてくるんです。しかも、1㎝程度の根があるとそこから茎が生えてくるんです。すごい生命力です。
ススキの根を掘るよりも、体力使います。穴掘りをした後は空腹感と筋肉痛と、何かとても気分がすっきりとします。ただし、もっともっと掘り起こしたくなって、早く掘りたくなるし、流石に腰の高さぐらいまで掘り進めると、少し恐怖感も出てきます。
このまま、庭がくずれて家まで傾いてしまうんじゃ無いか、私もこのまま埋もれてしまうんじゃ無いか、などと妄想してしまったりして。
結局、特に怪我も事故も無くすすめられました。
ススキ、イタドリの次は笹でした。
笹の根は、とても太くてゴツゴツしていました。こちらの根も、何メートルと横に生えていて、庭の端から端まで追っかけて掘り起こしていきました。
庭の端から順番に順序よく掘り起こしていないので、最後の笹の根は地上に少しだけ伸びた茎でそこに笹があることに気づいて掘りました。
掘り起こしは、何ヶ月もかけてあっちこっちで掘って根をちょん切りながら土を埋めてを繰り返していたので、横に伸びた根のどちら側もざくっと切ってあるのが、たまたま10㎝くらい残ってしまった根から笹が生えていたのです。
笹も少しの根から生えてくるんです。これも生命力のすごさを感じました。
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ススキ、イタドリ、笹、次はドクダミです。
どくだみも、庭の全域に生えています。どくだみも抜いても、根が残るのでこれもまた、掘り起こしでの除去しなければなりません。ふ~。
少しづつ少しづつ移動しながら、ほとんどの庭を掘り起こしました。
この庭は、砂のところや粘土質のところ、玉石がごろごろとでで来るところ、色々な種類の土砂たちで庭が造られてました。
残るは、庭石をどうしていくかです。庭が出来るまでをこのまま、順番にアップしていこうと思います。
良かったら、またのぞきに来てください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m