子どもの自発的な行動は、大人は「ありがとう」と見守るだけでいい。子どもは最後までやり遂げ、新たな自発的な行動までも生む。
小1息子がお手伝いをしたり、自分のことを自分でやることが、この1年で増えてきました。
そういう時の私からの声がけって、すごく難しいと感じます。そんななかでも最近、少しずつ私ができるようになってきたことを、残しておきます。
それは、何かやってもらった時には、基本的には丸ごと認めて、ありがとうと言うこと。
そしてもし気になる点があっても、頭ごなしに否定をせず、「こうしたらどう?」と提案するように言うこと。
例えば先日、息子が洗濯物をたたんでくれた時のこと。
その日は2日連続で夫が夜不在で、私がほとんど全ての家事を終える必要があり、ちょっと辛いなあと思っていました。
そしたらどんな経緯か忘れましたが、小1息子と年少の娘が洗濯物をたたんでくれることになりました。
想定できるかと思いますが、子ども達がやると、どうしても自分や夫がやるようには、なりません。
たたみ方が少し雑だったり、洗濯物を戻すところがちょっと違ったり、します。
私の気力も時間もあまり余裕がない時だったから、ということもあるかもしれませんが、大人がやるときと違う点はあえて指摘をせずに、そのままやってもらいました。
そして2人で無事最後まで洗濯物たたみを、やり遂げたのです!
私は何度も感謝を伝えました。そして、子供たちが洗濯物をたたんでくれた分、私は少し余裕がある状態で、次に洗濯物を干す作業に取り組むことができました。
もう1つ例を。
息子が、自分の上履きを洗ってくれることが、時々あります。先週もやってくれました。
その時は、洗剤の付け方やざっくりとしたブラシの使い方は伝えました。
後は息子から質問されたら、例えば「どこを洗ったら綺麗になるかな?」とか「これどうやったらきれいになる?」とか聞かれたら、「汚れが濃いところをゴシゴシしたらいいんじゃない?」とか軽く返す程度にしました。
実際にはあまりきれいになっていない箇所があるなぁとか、ブラシの使い方を変えたほうがきれいになりそうだなぁとか思ったけど、私からは何も指摘しないようにしました。
ちなみに、時間にあまり余裕がなかったこともあって(そんな日ばっかりですね^^;)、私から「落ちる分だけでいいよ。無理しなくていいよ」とも声がけをしていました。
すると息子は自分がやりたいと思うところまで上履きを洗って、しかも娘の上履きも洗ってくれて、
「今日はこのぐらいにしよう」
と言って自ら切り上げたり、
「あー、ここをこうした方が、もっと綺麗になるかも。次はそうしよう!」
と、今回の反省を次回に生かすというプロセスまで、自分で考えていました!
そのあと、「自分でやってくれて、娘ちゃんのもやってくれて、ありがとうね~」と何度も伝えました。
この2つの出来事を通して私は、息子の自発的な行動は、周囲から否定されずに見守られることで、試行錯誤をしながら最後までやり遂げられ、次の自発的な行動を生むという姿を、見られたと思っています。
どんな相手に対してもそうですが、特に子供など自分よりも立場が弱い方に対して、つい自分と同じぐらいのレベルを求めてしまいがちです。私は前職の時そうだったなあと、今さらながら反省することがあります。
でも、あらゆる自分の見方・価値観というのは「自分のフィルター」を通して相手を見ていて、相手そのものを見れていないかったんだなぁと、今では思います。
だから子供が何か自分でやろうと思って、おうちのお仕事や身の回りのことに取り組んだ時には、最初から完璧を求めずに、彼らが今できることをやりたいだけやってもらうのがいいんだなと、改めて実感しました。
よく考えてみたら、私だって最初から今みたいに家事とか行動習慣とかできたわけじゃないですもん。
始めた時は大体何でも全然できないけど、できないを何度も繰り返して、失敗から学んで、様々に知識をインプットして、それが自分がやりたいことだから「次はこうしよう」って変えていって、少しずつ積み重ねて行った先に、今のスキルがある。
子どもだって、おんなじじゃないかって、思います。
ちなみに最近すごい難しいと思ってるのが、子供の自主性を重んじることと、親が決めることの境界線、バランス。
昨日幼稚園の先生がお話しされてたことだから、またお話を聞いてみてから、記事に残してみようかなとか思ってます。
では、今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました !
hona