子ども達のための『お祭り』を、残していきたい。我が子達が、地域のお祭りを全力で楽しんだ。~社会で子どもを育てる~
今日は、お祭りだった。
地域の子ども会と自治体が協力して行ってくれるもの。
子ども達は、すっごく楽しんで帰ってきた。
おみこしを担いで、もらったおにぎりと、
縁日で遊んでもらってきた景品やおやつを、
袋いっぱいに詰め込んで、嬉しそうに見せてくれた。
なんとなく、こういうイベントに子どもを積極的に行かせられない理由が、私自身にある。
なぜなら、私自身が子ども時代、こうした地域のイベントを心から楽しめなかった想い出のほうが、残っているから。
それは、単に私が、年配の初めましての方と話すのがどうも苦手で、さらに周囲の視線を気にしすぎていたから、だったと思う。
子ども達はどうかな・・・と観察していたけど、行ってみたらすっごく楽しんだようだから、私の変な気質を受け継いでいなくて、心底ほっとした。
地域の自治体、特に子ども会は近年、縮小傾向にあるのではないだろうか。
少子化がかなり影響しているとは思うが、共働き世帯が増えて、家庭への負担を減らすために子ども会に入会しない世帯もたくさんあると聞く。うちの近所にも、そうした方がいらっしゃる。
そうした選択は自由であるべきだし、とやかく言うつもりは毛頭ない。
そう考える一方で、子ども達が楽しむ機会が減ってしまわないかと、心配にもなるのが正直なところ。
お祭りは、もちろん自治会や子ども会が主催しなくても、地域のお寺や神社などでも行われるし、それらにはそれらの魅力や楽しみ方がある。
ただ、子ども達が全力で楽しむことができるのは、やはり『子どもに寄り添った』お祭りなのだ。
なんといっても、子ども達が今日握りしめていったお金は、1人たったの500円分。それも事前購入したから、さらに50円分おまけまである。
その金額で、1時間半のあいだ縁日で遊び切った。そして帰ってきた今でもお祭りの余韻で、子ども達2人の「わっしょい!」「ピーピー(笛)」の音頭が途絶えない。
もらった祭り手ぬぐいも、すっかりお気に入りだ。
1人500円だったら、もし巷の屋台などに行ったら、射的やらヨーヨーやら、1回遊んだら消えてしまう金額だろう。
これは、子ども会と自治体だから、出来ることなんだ。
子ども達が心から楽しめる場所を、提供してもらっているのだ。
と、しみじみ感じている。
『社会で子育て』と言うが、まさにこういう場こそが、家族や親せきを越えて、人間が共同体として子どもを見守り育てることになると、実感した。
担当して下さる方々のご負担は、きっと相当なものだろう。本当に有難いことだし、今後継続していくためには、私も力になりたいと感じた。
冒頭に少し触れたように、昔は地域のイベントが苦手で、「なんでやるんだろう」とすら感じていた。
今では、子ども達のために、形を変えたとしても、続けていってほしい、と思っている。
今日は、今回のお祭り実行委員を務めた知り合いに、お礼のLINEをしてから、眠りにつこうと思う。
では今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
hona
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