幼稚園の「おはなしの世界」に感動。言葉の力を実感。
こんにちは~honaです!毎日投稿中です!
今日は、幼稚園の編み物の会で観た「おはなしの世界」が素晴らしく、言葉の力をまた実感した話を残そうと思います。
先日から幼稚園の編み物の会に参加して、編み物を始めたと言うことを残していましたが、先日その3回目がありました。
編み物の会といっても、よくあるマフラーとか帽子とかを編むのではなくて、子供たちがたくさん遊んでも壊れない頑丈な「あみぐるみ」をつくる会なのです。
あみぐるみを通して、子供たちが大好きな「おはなしの世界」に少しでも触れてもらえたら、と言う幼稚園の先生方の思いがあるようです。
全3回(参加できる人は4回でも)で、雄鶏と子猫を仕上げることが目標なのですが、3回目のその日、その2つの生き物が登場するお話を、あみぐるみを使って先生方が目の前で上演してくださいました!
こちらは、その舞台を撮らせていただいたものです。
そのお話は、普段子供たちが幼稚園の活動の中で、先生方に聞かせてもらっているもので、ちょうど私も少し前から子供が口ずさんでいるなぁと思っていたものでした。
それが「金色とさかのオンドリ」と言うお話です。
実際に先生方が子供たちに見せるようなお話を聞くのは、実は初めてでしたが、涙で目がうるんでしまうほど、感動しました。
この世には、こんなに優しいお話があったんだなぁと。
エンターテイメントには、本当に事足りる時代になりました。テレビやゲーム、映画、大人向けの演劇、子供向けのショー、、。それらとは全く違う、子供のためのお話の世界が、そこにはありました。
先日からいくつか記事を書いていますが、近頃「言葉の力」や「国語力」に非常に興味があるということもあいまって、このお話の世界と言うものにもとても感銘を受けました。
子供たちはこの話を聞いて、どんな世界を創造するんだろう。雄鶏と猫とツグミは、毎日どうやって暮らしているんだろう?どういう場所に暮らしているんだろう?キツネはどうして雄鶏のところに何度もくるんだろう?
きっと子供一人ひとりにそれぞれの考えが浮かんでいることなことでしょう。そう考えると、私もワクワクしてきて、すごく優しい気持ちになりました。
そして、「金色とさかのオンドリ」のお話もおさめられている本も含めて、物語の本を2冊ほど幼稚園からお借りしてきて、これから子供たちに読み聞かせをしようと楽しみにしているところです。
先日読んだミネルヴァ書房の季刊誌「発達」172号は「子どもの言葉、再発見!」というテーマで、その中に『言葉と言う表現は、「嘘」を作ることができるのも、その素晴らしい力である』と言う記述がありました。
確かに、他の表現、例えば音楽や体を使った表現で、「嘘」を表現する事は難しい、というか不可能ですよね。初めて気付きました。
お話の世界、今回のお話のように様々な動物が主人公になってお話をしたり人間のように動くのは、現実の世界ではありえないけれども、言葉が持つ「嘘の力」によって、子供の想像力をかきたてる栄養になる、虚構の世界を作り出すことができるんですね。
一方で、大人の私にとってこの「嘘の世界」というのは、少し違和感を感じてしまうこともあります。例えば、猫は本当はしゃべらないのにこんなにしゃべったり動いたりするお話があるって不思議だなぁとか、ネズミは料理しないのになぁとか、、、どこかで考えてしまうことがあります。
なんでそう考えるのかなぁ?とたびたび考えていたのですが、いまふと、自分の頭が「正解」を求める方に向いてしまっているのかなと思いました。
猫は現実にはもちろんしゃべらないけど、それは正解ではない。ネズミは料理はホントはしないけど、料理したっていいじゃない。
そうやっていくと、ガチガチに固まっている私の想像力も、もっともっとゆるんで、ふんわりと羽ばたいていけるかもしれない、と。
そうやって枠を外して考えることも「言葉の力」があってこそできるし、そこからイメージを膨らませたり言語化したりすることで、創造性がどんどん育まれていって、それだけで毎日の世界が豊かになってワクワクするものになるんじゃないかなぁと思いました。
言葉って、すごい。
では今日はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました!
hona