図書館・絵本の初心者が読んで、みんなに「読んで」って伝えたいお話。
昨日、図書館に通い始めた話をしました。
そこで、借りてきて初めて読んだ本たちを、備忘も兼ねて、すこし残してみようと思います。
ただ私は絵本をいままで沢山読んできたわけでもないし、図書館にも通い始めたばかりの、いわば図書館・絵本初心者です。
書評がうまく出来るわけでもないですが、そんな私の視点で出会って、初心者ながらにも心に残った物語たちを、誰かに少しでも知ってもらえたらと思って、筆を進めます。
1.『まよなかのたんじょうかい』
西本 鶏介 作, 渡辺 有一 絵
読みながら、親が泣いてしまうお話です。
自分の子供に対して、「もっとこうしてあげればよかった」「ああしてあげたらもっとこの子を幸せにできたかもしれない」と後悔してしまうことは、母親であれば一度や二度ではないかなと思います。
そんなお母さん達の胸の詰まる思いを、まるっとそのまま受け止めてくれるような気がして、心がふわりと温かくなりました。
お母さんだって、誰だって、今を自分なりに一生懸命生きていて、そのときにはベストな行動をとっているはず。あとから反省して辛くなってしまうこともあるかもしれないけど、過去のことは変えられないから、明日どうしたらいいのかを考えよう。
そして、誰かを思いやる心は、必ず繋がっていって、いつか自分を助けてくれる。
そんな風に、前向きに考えさせてくれる物語でした。
2.『うみにしずんだおに』
松谷 みよ子作, 二俣 英五郎絵
やさしい鬼も、いるんだなぁと思いました。
懐かしい紙芝居の形になっていて、小1息子が借りました。保育園で読んでもらったことがある!と思い出したようでした。
四国のある地方に伝わる昔話で、どうやら地元の人がみんな知っているという感じではないそうです。
初めて読みましたが、登場するお父さん鬼と小鬼がなんとも仲睦まじく、人々への愛情にもあふれていて、愛らしいのです。
その様子が余計に、物語終盤の悲劇をより感極まるように感じさせられます。
鬼といえば、節分の鬼だったり、桃太郎の鬼だったり、悪役が多いイメージがあります。
一方で、この物語の鬼たちは、人々と共存するような、どこか見守ってくれているような、ふんわりした優しさと芯の力強さを感じさせてくれていて、どかで会ってみたいなぁと思うような、やさしい鬼さんたちでした。
3.『にぐるまひいて』
ドナルド・ホール作, バーバラ・クーニー 絵, もき かずこ訳
松井るり子さんの「うれしい気持ちの育て方」を読んでから、バーバラ・クーニーさんの本をどんどん読みたくて読みたくて、たくさん借りてきた中のひとつです。
クーニーさんの描く自然の姿は、繊細に丁寧に描かれていて、ただ眺めているだけでも本当にすてきです。お部屋に飾りたくなります。
空の色はまるであの日に見た夕暮れとおんなじように感じたり、木々の緑や赤や黄色は鮮やかな一方、冬枯れた木々の陰影にどこか寂しさを感じたり。
家族総出で1年中お仕事をしながら、自然に囲まれてつつましく豊かに暮らす様子を、楽しいとか苦しいとかではなく、良い意味で淡々と、それでいてリアルに描き出しているように感じます。
だからこそ、遠い国のずっと昔にあった文化を想像しやすくなるし、そうした様々な文化が脈々と引き継がれて、私たちの今の文化があることを、改めて考えさせてくれる物語だなと思います。
目標は、図書館の絵本を全部読むこと
絵本を読んで感じたことを、誰かにそのまま伝えるには、どうやって表現したらいいだろう?と考えると、どんな言葉がいいかなと感情の中から新しく語彙をひょいと拾い上げることがあったり、そういえばどうして私はこの本が好きなのかなと考え直すことにもなって、すごーく良い!と感じました。
加えて誰かのお役に立てたら云う事なしですが、、、こちらはまだまだ精進いたします。
さてhonaの当面の目標は、図書館にある絵本を、全部読むこと!
新刊も入荷してくるでしょうから、全然おっつかないかな(;^_^A それでも、新刊以外は制覇!したい!!
そして、そのなかでも私のお気に入りの絵本はコレ!って、いつか、紹介したいなぁ。
そんな仄かな夢を抱いて、眠るとします。
では今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
hona
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