孤独とバトルと存在
テンプルモーニング再び
土曜日は茂原で行ったテンプル・モーニング(お寺朝掃除の会)、日曜日は本休寺で行いましたが・・参加者は0。
ソロテンプル・モーニングとなりましたが・・体操、読経、掃除、茶話会と進む予定でうごきましたが・・掃除までは、一人だろうが、複数だろうが変わりません。ただし、掃除は一人となると回りを時間オーバーで頑張れます。結局、お茶はせず。
最初は無音で・・20分たった途中から本来は茶話会の時間からラジオ(キンコン西野のヴォイシー)を聞きながら。内容は良いし、勉強にはなりますが、ながら仕事って爽快感が減ると改めて実感。
その後は、お檀家さんのお宅で四十九日忌。ここでは、ソーシャルディスタンスを意識し、マスク着用のままで、説明、法事、お話をさせて頂きました。多少の聞きづらいかもしれませんが・・
長南ビブリオバトル参加
昼食後は、オンラインのビブリオバトルへ参加。ビブリオバトルは本の紹介を互いに行い。挑戦者(バトラー)同士の投票でチャンプ本(チャンピオン本)を決めます。(バトラーは自分の本に投票できません。)
さて、バトラーとして参加し、次の本を紹介しましたが・・
一票も入らず・・(笑)ボロ負けですが
・・それより面白かったのは、勝者になった方の選書センスです。勝った本もですが、バトル後のアフタートークで、他の本の紹介は、それはそれで面白くて・・本好きな集団はそれぞれが得意とする分野と異なっても盛り上がりましたし、違う側面を見つけたりします。ちなみにチャンプ本はこちら・・でした
最終的に話していたのは、本を読むという個人的な行為をなぜ人と分かち合うのか?という話に・・
色々意見はありますが、個人的には好奇心の強さと関わりがありそうです。一分野でくくって読むのは、実は専門家はやりますし、それが楽しみという方もいますが、一冊の本をめぐっても人それぞれ感じ方が異なります。作品や著者へのアプローチは、それぞれの人生のあり方と同じだけある。
だから、一冊の本をめぐって話をするだけでも面白くなるのでしょう。
踊る阿呆と見る阿呆
ビブリオバトルは下記の本を読まれたらわかりますが・・
参加してバトルするしないは自由ですし、紹介を通してプレゼンテーション能力も高まります。しかし、何より、本という一つのツールから生まれる人間関係そこが面白い。
本を読むとか考えるのは、興味であり、好奇心に基づきます。いわゆる孤独な行為でもあります。しかし、読書会や哲学カフェは他者がそこにいて、共通認識を得られないとしても多様性を認めることにつながっていく気がします。
ビブリオバトルの折にも触れましたが、今、東京工大はかなり面白いことをやっています。工大という性格上役にたつ最新技術を教えることを最近までメインにしていましたが、いまはリベラルアーツすなわち教養に力を注いでいるようです。若松英輔先生や中島岳志先生、池上彰先生、上田紀行先生といった工業とは異分野にいるさらには必ずしも学会畑でない人を集めて教鞭をとらせている。それってすぐに役にたつではないが、不変を教える必要性を示しているように感じます。
これって多分イノベーションにも必要では?
なにはともあれ、自坊でもやりたいなービブリオバトル(笑)