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ほめられカラダコーチのいしやまです。

トレーニング理論で考える座りすぎ問題

2020年、世界中で!座ってる時間が増えました

もともと日本人が一番座ってたのをご存知ですか?いまは世界全体が座り時間増加中です。

ということは「日本人の座り時間もさらに増加」は間違いない-_-;そして、そもそも日本人の中でも、65歳以上がダントツに座っていました。

ということは「65歳以上の座り時間もさらに増加!!!!」

えらいことです。まさに!今!!考えなくては!

弱ってる人がどんどん増殖

今後コロナ・コロナ以外関係なく、

・医療機関や介護施設に来る人たちは「今まで以上に弱ってる」

・医療や介護を受けない人も「今まで以上に弱っている」

という可能性があるのです。大変です。整体や整骨院が流行るかもしれませんが、結局運動不足が原因なので運動する以外に治す方法が無いので、整体や整骨院に足繫く通ってる人はどんどん弱るでしょう。そして医療や介護が近くなってしまう・・・脅かすつもりはないけど、こうなってしまうのですT_T

トレーニング理論で考える座りすぎ問題1

座っている時間が増えた=筋肉活動時間が減った

運動不足・・・ってことは筋肉活動の無い・運動しない・動き回ってない時間が増えてるってことですよね?動き回ってない時、何してますか?ま、大体の人は寝てるか座ってます。立ち尽くしてる人はあまりいません(笑)

トレーニング理論で考える座りすぎ問題2

エネルギー消費の比較から考えると、どかっと座って・もたれて座って・猫背でおなかにもたれて座って、というようなダラダラ姿勢で座っている時と横になってる時のエネルギー消費量はほとんどかわりません。筋肉活動がほとんどないですから。(立ってるときはそれなりにエネルギーを消費しますよ、もちろん^_^)

ということは座ってる時間が長くとも「ダラダラ姿勢で座らない」「筋肉活動のある座り方で座る」という選択肢があるんです!

トレーニング理論で考える座りすぎ問題3

「筋肉活動のある座り方で座る」

効果があるかどうかは別として「歩き方講座」はありますが「座り方講座」ってあんまり聞いたことないですよね?多くの人間が子供のうちに獲得できる「寝転ぶ」「座る」「立つ」「歩く」は基本教わらずにできるようになるので気にしない限り「教わる」チャンスが生涯ありません。

この際、座り方を積極的に上達させて基礎体力を上げませんか?実は”しっかり座る”はトレーニングとして基礎中の基礎。ほんとは「寝転び方」「座り方」「立ち方」「歩き方」までをしっかりトレーニングして正しく筋力を使っていく方向に修正すると、たとえば「走る」トレーニングの効果も上がります。からだの使い方が上手くなるのです^_^

昔は日常生活をおくるのに、いろんな運動なしには過ごせなかった分みんなからだの使い方が上手く、基礎体力が高かったと考えられます(和式トイレ・洗濯・窓ふき・床掃除・歩いて買い物・電車やバスで出かける、とかね)。

昔の生活に戻るのはさすがに無理ですが、失った基礎体力を取り戻すことは、工夫次第で可能です。「工夫次第」なのです。

基礎体力をつける機会を工夫して編み出す!!

現代人はいろんな機械で便利になった分だけ基礎体力をつける機会を失っています。

基礎体力があって座るチカラがあった昔でも「ずっと座っていると弱る」と思われていたのに、基礎体力がなくて当然座るチカラも弱っている現代人が長時間座っていて、不調にならない訳がない!

そして「不調を感じる」→大事をとって休ませる→運動不足助長→悪循環!

トレーニング理論で考える座りすぎ問題4

逆転の発想!座ることで基礎体力をつけていく!

だけど座ってる時間を激減させて動き回る時間を増やすってことは大人の事情?でなかなか難しい。(できる人はそうするのが一番!)

だからこの際、座り方をもっと追及・上達して「座ることはトレーニングだ!」と言えるよう昇華させたらいいのではないでしょうかという提案です^_^

椅子に頼ってはいけません・流されるのもほどほどに

世の中はどうしても「売らんかな」の世界なので、例えば整体や接骨院では「お仕事大変ですもんね~時々通ってからだを整えるメンテナンスをしていくしかないですね~」なんて言います。家具屋さんは「長時間でもラクラク座れる椅子」「楽に座れる椅子」「座ったまま○〇できる家具」なんかをどんどん売り出します。座りすぎでおなかポッコリがさらに気になる人に「おなかが凹むサプリ」、座りすぎで表情が少なくなってほうれい線が目立つようになった人に「しわ取りクリーム」・・・

すべて、あなたの1年後、2年後、3年後の姿を考えてくれていません(たぶん)。あなたのからだを良くしていこうという考え方ではないのです。

あなたに必要なのは「楽な椅子」ではなく「どんな椅子にでも楽に座れる基礎体力」

こういう”その場をなんとかやり過ごす方法”を「対処療法」と言います。反対語は「原因療法」です。肩や腰の痛みを取って楽にしてくれるとか、腰が痛くならないで楽に座れる椅子って、一見「原因を何とかしている」という感じに見えますが、全く見当違いです。

なぜかというと、運動不足による筋力低下→動かないことでしっかり食べない栄養不足→栄養不足でしんどくて動かないから更に筋力低下、という筋力低下悪循環が原因なのに、そこをなにも対策していないからです。

運動と栄養はセットなので、バラバラにできません。これも長い話になるので、ゆっくり・しっかりお伝えしていきたいです。

私が主催する「あるくらぼ歩行研究所」では設立当時から、歩く練習にはまず「寝転んでからだの力を抜いてほぐせるか」とか「しっかり体幹を使って座れるか」を練習するプログラム進行で指導しています。

そのなかでわかったことは「寝転んでからだの力を抜いてほぐせる人がとっても少ない」「体幹を効かせた座り方ができている人がとっても少ない」です。

そのためオープンクラスでやる一般の方向け運動教室は、場所が許せば寝転んでやるストレッチが入っていたり、しっかり座って足を使う体幹トレーニングが入っています。

ちゃんとした知識を知って運動しよう!

パーソナルトレーニングでも同じです。ただこの運動理論が非常に難しいので、説明しながら運動指導すると運動についていけなくなる人が続出するのでほぼ説明していませんでした。

だから「なんだかそんなに苦しくないけど調子が良くなった」という不思議に感じる感想と「何を指導されたのかわからない」という腑に落ちない感じの感想をもたれてしまうのですが、それはそれで仕方ないなと思っていました。

でも、トレーニングを受ける方々の「理論がわからないから続かない」「生活に活かせない」という部分は、ほんとは見過ごしたくない私の重要ポイントなのです。だから「説明してもわかってもらえないから」「わかってもらえなくても仕方がないな」で済ましてはいけないと、コロナを経験してさらに強く感じています。

だからnoteで書いていく!!

3年前からアメブロでいろいろな運動・トレーニングを紹介していますが、どうしても説明が長くなるのでどこを端折るかとの闘いでした。

でもこれからはnoteで、長くなっても仕方がない、しっかり説明していこうとこのページを始めました。ぜひ一緒にからだ作りを考え、元気に100歳を迎えられるようがんばっていきましょう!!

トレーナーいしやま、現在55歳。5年前からこの活動をしてるので50年の長期計画!^_^


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