意識は頼りにならない・ほーりーとーく#1,804
おはようございます。
2021年7月16日金曜日です。
小説の話です。村上龍「最後の家族」という作品を読みました。「ひきこもり」がテーマの家族ストーリーです。「ひきこもり」というキーワードから、今まで考えたことのなかった世の中の光景が見えてきました。自分がこれまで正しいと思っていた「人としての在り方 (正義)」が、実は虚像だったのではないかと思わされます。そしてその虚像がまるで自分事の様に思え、自分という人間を改めて見つめ直す素晴らしい体験になりました。
おすすめなので、ぜひ手にとって見て下さい。
★★月間テーマ
★お客様の立場で仕事に取り組もう!
★★今週の質問
★お客様の立場に立っている人はどのような仕事の仕方をしていますか?
★★質問に対する考え
★根拠となる数字データを重要視している
自分たちの行動がお客様の満足や喜びにどれだけ繋がっているのか。そして利益に繋がっているか否か。それを冷静に判断することが出来なければ、いくらお客様の為と言っていても長続きしないし、仲間もモチベート出来ません。
根拠となる数字やデータ、論理を備えて議論する風土がある事により、お客様の立場をより考え続けることが出来ます。
★★今日の徳目
★4.親切
どんな連絡に対してもオープンに親切に行う。気持ちを上向きに今日も臨みます。
★★昨日の振り返りと昨日の気づき
★人の意識はほぼ完全に頼りにならない
昨日は「行動経済学」というものに触れるセミナーでした。ざっくりいうと、人の行動はおおよそ無意識なものに支配されている、という事を学びました。講師のお話を1時間30分聴くだけなので、わかったつもりにさえもなりませんが、日々の生活や仕事に照らし合わせてみて、身に染みて感じることも多々ありました。
一番感じたことは、私達がふだん目に見えているもの、感じているもの、というのはほとんど頼りにならないという事。私達の意識と無意識の比率はおよそ 1 対 10兆 なのだそうですから驚きです。
だとしたら何を頼りに物事の意志決定をすればよいのか。それは根拠となる数字や論理です。複数人も集まる組織なのであれば、たとえばリーダーの声の大きさに左右されがちになるし、結果オーライに甘んじて、それまでの過程を振り返らず、再現性も上がらなかったり。無意識に頼り切りになるが故に、人は判断を誤り続ける。それを防ぐのは数字です。そしてその数字にまつわる論理 (ストーリー) です。
まだまだ私も、社内の会議で直感的な話ばかりしてしまっています。正していかなければと感じ入りました。
★★昨日のありがとう
★太平商事株式会社で活躍する皆さん
今日もご活躍頂き、ありがとうございました。色々と予防線をはって頂いているおかげで、安心して任せることが出来ています。
本日も一日よろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?