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自由とは、自分と繋がること

シネマスコーレで先行上映中の「青春ジャック 止められるか俺たちを2」をみてきました。

自由なようでいて不自由な今、この映画は時代を超えた応援歌だ。

公式HPより

自由ってなんでしょう。
映画に「自分の視点」という言葉が出てきました。
それを自覚していくことが自由に繋がっているのだと思います。

殺したいと思うほどの怒りや憎しみ。
感情は勝手に湧き上がってくるものなので、その気持ち自体をなかったことにはできません。
もちろん、その気持ちを「どう表すか」が大事で、殺したいと思ったので殺しました、では「尊重し合える関係」を築くことはできません。
怒り、憎しみ、傷ついたと感じる自分の心について自覚した上で、それを伝えていくこと。
いや、直接伝えることだけが全てでもないのだと思います。
いつか間接的に伝わっていくことになるかもしれないし、怒りが創作のエネルギーになることもあります。

「どう表すか」がどうして大事かというのは、「尊重し合える関係を築くこと」の他に、「表れているところから相手は受け取っていく」という点も挙げられます。
学歴や肩書きなんて取るに足らないもの、と思うかもしれません。
確かに、それらは人の本質を表してくれるものではありません。
でも、そこから「相手に受け取られるものがある」のです。
学歴や肩書きと例を挙げましたが、もちろんそれらだけではなく、身につけているもの、その人が発した言葉、態度、仕草、「表れているところ」から相手は受け取っていきます。

「表れているところ」って、そこだけを取り繕うことができるものなんですね。
綺麗な服を着れば綺麗に見えるし、整理された言葉を書けば論理的に見える。
それが悪いわけではないけれど、それが自分と繋がっていなければ虚しいなと思います。

映画の中で、木全(東出昌大)が「セールスマンを辞めて映画館の支配人になりたい」と妻(コムアイ)に話す場面。
木全は、支配人をやらない方がいい理由を並べようします。
そこで

だから?…だから?

と笑いながらコムアイが「木全が本当にやりたいこと、好きなこと」へ迫っていくシーンが好きです。

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』 
2024年3月15日(金)全国順次公開です。

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