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【リーディング・ハイVol.16】もしも1年後、この世にいないとしたら

自分と周囲の大切な人が健康で
幸せに過ごせますように。

ありきたりでも、年初には
そう思う人が多いと思います。

私もその一人です。

幸い両親含む家族も元気に過ごしているし、
事故や天災にも見舞われずに
今年も過ごせたらいい。

年末ジャンボで1億円が当たらなくても、
今年も好きな
ミュージシャンのライブに
行けなかったとしても、
そう心から思えます。

ただ
もし突然、自分や周囲の大切な人の
余命があと1年と知ったら。

あなたはどうするだろうか。
その大切な人のために
何をしようとするでしょうか。

死ぬときに後悔しない生き方とはなにか。

この真っ直ぐな問いかけの答えを
考えさせられる1冊に出会いました。

この本は余命を告げられた、
がん患者3500人以上の方
の話を聞いてきた精神科医が
著した本です。

リーディング・ハイとは


「リーディング・ハイ」
とは、「ランナーズ・ハイ」を
ヒントにした造語です。

長時間走りつづけることにより、
ランナーが多幸感や高揚感を覚えるように、
読書を継続して、ポジティブな感情や
成長につながる実感を得ている状態
をいいます。
そんな実感をnoteで書いています。

それでは引用のあとに気づきの
コメントを書いていきましょう。

【引用その1】あるがままの自分

なぜ、あるがままの自分の気持ちを
認められないのか。

それは、本当は「〇〇をしたい」と
思っていても、
「そんなことはしてはいけない」と
強固にブレーキをかけようとする
もう一人の自分がいるからです。

「自分はこうじゃなきゃいけない」
「お兄ちゃんなんだから我慢しなきゃいけない」
「男の子は泣いてはいけない」

周囲の出方に器用に調整して、
その期待に応える
立ち振舞いをしようとする人は
たくさんいます。

私の周りにも、親に従って
行きたかった大学を断念したり、
実現したかった夢を捨てて、
親の事業を継いで少し
後悔している仲間がいます。

大人になっても自分の気持ちを
「自己主張」できずに、
我慢を重ねてきた人生。
そこにもし「余命1年」のカードを
突きつけられたら。

後悔と悔恨が自分自身を襲って
くることは容易に
想像ができます。

自分はこうしたい。
自分はこんなに苦しいんだ。

そんな気持ちを我慢して
閉じ込めようとする
傾向は男性のほうが
顕著に思われます。

どうか一人で抱え込まずに
弱さをさらけ出す
勇気とそれをさらけ出す人。

一人でもいい。
あなたの近くにいるでしょうか。

【引用その2】いつかはやりたい

「いつかはやりたい」と思っていることがあったとしても、
人生には期限があることを
意識しないで「そのうちやればいいや」と先延ばしにしていると、結局実現しないまま終わってしまうこともあります。

あなたのところが「絶対にやりたい」と言っているものがあるのならば、どのような形でやれば実現できるのか、いつ始めたらよいのか、機会をしっかりと伺って準備されることをお勧めします。

明日やろうは大馬鹿野郎だ。

中学生のときに通っていた学習塾の
アウトローな先生の
口癖でした。

いまできるのに、なぜやらない。
宿題も復習も予習も。
そんな具合の趣旨でいつも
言われていたものだから、
自然と自分にとりあえずすぐやる病になった。

そこにクオリティーが伴わないので、
かなりたくさんの
失敗も経験した。

そうこうしている
うちに「いつやるの、今でしょ」という
いまなおテレビで大活躍中の
林先生の言葉も流行りだした。

でもそれなりに経験を積んできて
考えが少し変わりました。

「すぐやる」を最優先するのではなく、
「確実にやる」の確率を高める作業を
最優先すべきだと。

特に人生を左右するような重要なことや自身が
わくわくしていることならなおさらそうだ。

たとえば専業主婦と、幼い子どもを
二人抱えている夫が
サラリーマンに嫌気がさしたとします

もう限界。
昔からやりたかったラーメン屋をやろう。
俺、ラーメン好きだし。

そう思った彼がその日のうちに、
「いつ辞めるの、いまでしょ」
と言って退職届けを出すわけには
いかないでしょう。

今手元にどれくらいのお金があるのか。
そのために何をしなければいけないのか。
妻を説得できるのか。

様々なネックを乗り越えて
シュミレーションすること。

それをやることで本来やりたかった
ラーメン屋をやるための
準備を「確実にやる」という
具体的なアクションを起こすことが
できるのです。

いつ大病を患って、余命1年を
告げられてしまうかは
誰にもわかりません。

ただ、自分が20代前半までの若者ではないなら、
やりたいことに対して「すぐやる」ではなく
「いつか確実にやる」
そのためのタスクを洗い出すことから、
始めたいものです。

本日のリーディング・ハイ

人はいつか必ずこの世をさります。
生まれてくるときも死ぬときも一人です。

そのタイミングがいつやってくるのかは
誰にもわかりません。

人生100年時代という言葉が出回り、
「長生き」しなきゃいけない、そのために
何をしたらよいか。
そんな情報が世間には溢れています。

その結果、いつか終わりが来る命に対して
「今」何をして全うしていくべきか。

親の介護や老後といった将来の
見えない不安のために
どうするべきか。

そんな確実に訪れると信じ込んでいる
遠い将来に関心が集まって
しまっている気がしています。

いつ終わりがくるかもしれない自分の人生。

今何がしたいという気持ちがあるのか。
自分が本当に大事にしている価値観は何なのか。
これをさらけ出す人は周りにいるのか。


年齢を経ると、本当に1年1年が
早く感じていきます。
時間のスピードの渦に巻き込まれる前に
一度しっかり立ち止まって
自分を振り返る習慣を持つ。

年始だからこそ、そんな時間を
この1冊をかたわらに置いて、
持ちたいと思います。


最後にお知らせ


今回のリーディング・ハイは
いかがだったでしょうか。

少しでも参考になった方は、
スキ、フォロー、コメントお待ちしています。

またリーディング・ハイで
取り上げた本は、

毎週日曜日に私が参加しているコミュニティの
ビジョナリー読書クラブの
読書会にて発表しています。

「ビジョナリー読書会」とは、
本というツールを使った
コミュニケーションを通じて思考を深め、
視野を広め視座を変え、
気づきから行動に繋げるための読書会
のこと。

私は、読書のアウトプットの場として、
活用させて頂いています。
本を読みっぱなしにしている方は、
ぜひ一度ご参加ください。
お待ちしております。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。 みなさんが生き生き健康に働けるためのメッセージを発信していきます。 ぜひサポート、よろしくお願いします。