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【リーディング・ハイVol.18】思考停止をやめる方法~パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法~

「それって本当に考えたの」
新入社員の時代はよく言われていたものだ。

「は…はい」
力のない返事をするのが精一杯
だったあのころ。

それが他の受け売りなのではなく、
あくまで自分が思考した過程。
そこを厳しく詰められた。

たとえ答えが間違っていたとしても、
そのプロセスの筋が通っていれば、
何も言われることはなかった。

新商品が出る
たびに「これはどうやったら売れるのか」
常に頭をフル回転。
いつも「脳ミソが汗だくにするほど」
考えていた時代。

今は思考停止になっている
わけではないけれど、
あのころのように自分を
追い込めているだろうか。
本当に「考えて」行動しているだろうか。


そう思って手にとった本がこちらです。


リーディング・ハイとは


「リーディング・ハイ」
とは、「ランナーズ・ハイ」を
ヒントにした造語です。

長時間走りつづけることにより、
ランナーが多幸感や高揚感を覚えるように、
読書を継続して、ポジティブな感情や
成長につながる実感を得ている状態
をいいます。

そんな実感をnoteでご紹介する企画。
では引用からいってみましょう。

【引用その1】「思う」と「考える」は違う

「思う」は頭に浮かんでくる、感じること。 
「考える」は目的のために意識的に
思考すること。  

でも、「思う」を「考える」だと
誤解しているケースが、実はよくあります。 
「一生懸命考えたんですが、答えがまったくわかりませんでした」  そんなことを言う人がいます。

この場合、「考えている」のではなく、
「思っている」状態がほとんどです。
それだとなかなか答えは出せません。

自分が感じていること。

これを言語化することは大事です。

相手にもきちんと伝えることも重要です。

ただしビジネスの場面では
その「伝える目的」が
必ずあります。

そこをおろそかにしていても、
答えを出すことができない。

「思う」は浮かんでは消えていきます。

その節々に浮かんだ言葉がつないで
きちんと思考するまでには至りません。

私が実践している方法を紹介すると
「考える」ためには一度とことん吐き出すこと。

これは、A4の紙1枚にとことん書き出すこと。

頭の中のおもちゃ箱を全部
引っくり返すかのごとく、
全部出してから、つないでいく。

書いてみてはじめて自分が考えていることが
わかったりするのです。


【引用その2】アイディアはずらして生み出せ

「パン屋さんが本気でつくったおにぎり」として売り出せば、そこには魅力が生まれます。  
食べてみたくなりませんか? こだわりのパン屋さんがどんなおにぎりをつくるんだろう? という興味もあります。 「フレンチのシェフがつくるカレー」とか「焼き鳥屋さんの人気ラーメン」とか、ずらして価値や魅力を生み出すことで人気になっているお店は、実はすでにたくさんあります。

アイディアはずらして考える。

なんかできそうでできないなぁと
思っていました。

1個だけ思い当たることを書きます。
私は転職のときに「ずらしてかんがえる」を
応用して、転職活動しました。

ある程度の年齢を経てくると、
転職先は同業界✕同職種になりがちです。

たとえば、保険の営業職なら、
そのまま競合他社の営業職といった具合です。
もちろん本人が納得していれば、
それでいいのですが、
キャリアアップを目指すという
意味であれば、業界か職種を
ずらすというのはあり
です。

私の場合は、同業界の営業職から
事業企画職に転職して、
キャリアに希少性を作ることができました。

特定の領域で営業もできて、商品企画も
できるというのは大きな強みになります。

ずらして考えることは、
希少性を生み出し付加価値を生み出す
大きな武器になるのです。

【引用その3】「考える技術」だけじゃだめなんだ

「考える技術」を使えば、これまでよりも「考える速度」「仮説を生み出す速度」が上がります。ただ、それ以上の飛びぬけた思考をするために考える時間は必要です。  野球で、バッティング理論をいくら学んでも、ヒットやホームランを打てるようにはなりません。その理論を体に脳に刻み込み、素振りやバッティング練習、練習試合をして、打てるバッターになっていくのです。  
考えることも同じです。「考える技術」をベースに、時間をかけ、行動に移して考えていく。   

結果 =  考える技術  ×  考える時間  ×  行動  
これが方程式です。 

この本には考える技術において
ヒントになることがたくさん書いてあります。

ただ当たり前ですが、
読んだだけで誰もがアイディアの
ヒットメーカーになれるわけではありません。

技術に加えて、アイディアを熟成する時間。
それが必要です。

ただ漠然と考えています、そんなポーズを
取るのではなく意識的に考える時間を
作ること

カフェに行ったら、スマホはカバンの中に
しまって紙とペンを取り出す。
こんな習慣を身につけるだけでも、
結果を出すための大きな一歩になるのでは
ないでしょうか。

本日のリーディング・ハイ

思考停止にならないこと。

もちろん人の教えや、やるべきことを
素直に従って実行することも大事です。

ただその一方で疑うこと、飲み込む前に
自分なりに咀嚼して思考すること。
そんなことをこの本は教えてくれます。

最後にお知らせ


今回のリーディング・ハイは
いかがだったでしょうか。

少しでも参考になった方は、
スキ、フォロー、コメントお待ちしています。

またリーディング・ハイで
取り上げた本は、

毎週日曜日に私が参加している
コミュニティの
ビジョナリー読書クラブの
読書会にて発表しています。


「ビジョナリー読書会」とは、
本というツールを使った
コミュニケーションを通じて思考を深め、
視野を広め視座を変え、
気づきから行動に繋げるための読書会
のこと。


私は、読書のアウトプットの場として、
活用させて頂いています。
本を読みっぱなしにしている方は、
ぜひ一度ご参加ください。
お待ちしております。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。 みなさんが生き生き健康に働けるためのメッセージを発信していきます。 ぜひサポート、よろしくお願いします。