ヒストリカルパレード〜サウナホテルニュー大泉 稲荷町店〜【サウナリーマン日記第63話】
これは歴史的建造物といっても
いいぐらいの外装だ。
東京メトロ稲荷町駅を降りると
すぐに目に入る。
あの有名な寿湯さんも近くである。
こちらは第34話でご紹介した。
この古風な雰囲気に胸を高まらせながら、
入り口をくぐる。
サウナスパ健康アドバイザー
証提示で、 1600円でした。
ポイントカードももらえるらしい。
ロッカーはめちゃくちゃ年季入っているのに、
スピーカーはバリバリ洋楽が流れていた。
店員さんの好みなのだろうか。
昼食後に入場したので、
一休みしてから大浴場へ。
ここもタイムスリップ感が半端ない
雰囲気である。
サウナはドライとスチームの
2種類。
アチアチのドライは、入った
瞬間に汗が噴き出てしまう。
テレビとの距離感がちょうど良くて
野球やサッカーの中継とかが
流れていたら、なんかサウナー全員で
応援しているような空気になること
間違いなし。
マットのくたびれ具合、壁の色、常連と
思われる方の独特なタオルの巻き方。
ここも随所にノスタルジーな
雰囲気が出ている。
テレビの中身を当時の番組を
放映したら、簡単に70年代80年代に
タイムスリップした感覚になるのでは
ないだろうか。
たとえばスマホなどの電子機器はすべて
フロントに預けて、すべて装飾品は
昔のもの。
漫画も当時のものだけ置いておく。
スーパーファミコンとか
駄菓子も置いちゃって。
歴史やノスタルジーを完全に
コンテンツ化したエンタメサウナを
作る。
もうオジサンたちのパラダイスでは
ないか。
やろうと思えばできる。
そんな期待をさせてしまうほどの
独特な雰囲気があった。
レトロにとことんこだわった
サウナ施設が1個ぐらいあっても
いいんじゃないかな。
当然ここまで書いてご想像の
とおり、利用者の平均年齢も
比較的高め である。
土曜日の昼下がり。
ビート板式のサウナマットを携えて
オジサン達がひしめていていた。
水風呂は底が浅いので、
しっかり身体を沈める必要がある。
真ん中にどでかい柱があるので、
ポジショニングが難しい。
水風呂大好きサウナーの私としては
なかなか工夫が必要である。
この水風呂は
実質2人しか入れないので、
譲りあいながら、入っていた。
目の前にイスがあるので
スムーズなサイクルで快適だった。
セルフサービスで紙コップで
お水も頂けるようになっている。
実はサウナ飯で楽しみに
していたのがあった。
それはメンマ炒め。
メンマをおつまみとして出している
お店はたくさんあるが、
炒めているのは早々見たことがない。
大好きなホッピーと共にいただく
ことにした。
塩分強めがサウナ飯として最高ですね。
いつまでもこんな古き良きサウナ
施設がずっと続いてほしいと
思いつつ、次のサウナ施設へ
向かうこととしよう。
最後にお知らせ
「サウナリーマン日記」は、
サウナをより身近に感じていただく
機会を提供するショートエッセイ
マガジンです。
サウナの魅力、施設の面白いポイントや、
そこで繰り広げられる人間模様を
書いていきます。
フォロワーのみなさんも1400人を突破し、
ありがたい限りです。
引き続きよろしくお願いします。