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自分の産業医と精神科医の経歴をまとめてみる

おそらく、労働衛生コンサルタントの資格を取ろうと考えている方は、自身のキャリアアップについて何から思うところがある方々だと思いますので、口述試験対策のついでに、今までの経歴をまとめるという作業は、意味があるのかなと思います。

医学部卒業後の経歴

2014年 地方国立大学医学部卒業
2015年 研修医の時に夏休みを利用して日本医師会認定産業医の単位を取得
2016-9年 精神科単科病院で3年間専修医
2018年9月 産業医申請
2019年- メンタルクリニックの非常勤

2019年7月 初めての産業医請負 人材派遣業(山梨) 【1事業所】
2020年6月 結婚式場(東京)、人材派遣業(埼玉)、カーナビ工場(埼玉) 【4事業所】
2020年7月 人材派遣業(東京)、保険コールセンター(東京)、自動車実験(神奈川) 【7事業所】
2020年8月 人材派遣業(山梨)終了 【6事業所】
2021年6月 運送業(埼玉) 【7事業所】
2021年7月 自動車部品販売(神奈川) 【8事業所】
2021年8月 スーパーマーケット(埼玉) 【9事業所】
2021年7月 通信設備(東京) 【10事業所】
2022年4月 大学施設管理(東京)、通信設備(東京)終了 【10事業所】
2022年10月 システム開発(神奈川) 【11事業所】
2022年8月 人材派遣業(埼玉)カーナビ工場(埼玉)終了 【9事業所】
2022年9月 通信設備(東京) 【10事業所】
2022年11月 教育業(東京) 【11事業所】
2023年4月 精神保健指定医合格
2023年4月 金属加工業(静岡) 【12事業所】
2023年6月 出版業(東京) 【13事業所】
2023年9月 清掃業(神奈川) 【14事業所】
2023年12月 結婚式場(東京)終了 【13事業所】

累計18事業を請負、そのうち5事業所が終了 現在4都県13事業所

【安全衛生委員会(健康講和なし)が主な事業所】
人材派遣業(山梨)
システム開発(神奈川)◎*・
教育業(東京)◎・
清掃業(神奈川)◎*

【安全衛生委員会(健康講和あり)が主な事業所】
保険コールセンター(東京)◎・
自動車実験(神奈川)☆◎*・
自動車部品販売(神奈川)◎・
通信設備(東京)〇◎
大学施設管理(東京)〇◎・

【健康診断結果の確認が主な事業所】
人材派遣業(埼玉)〇*
運送業(埼玉)☆◎
通信設備(東京)◎*

【職場巡視が主な事業所】
カーナビ工場(埼玉)
金属加工業(静岡)☆

【面談が主な事業所】
結婚式場(東京)〇*
人材派遣業(東京)◎〇*・
スーパーマーケット(埼玉)◎*・
出版業(東京)*・

☆労働衛生コンサルタントの資格がほしいと思った職場
〇社会保険労務士の資格がほしいと思った職場
◎産業医の資格が役に立つと思った職場
*精神科医の経験が役に立つと思った職場
・事業家としての経験が役に立つと思った職場

産業医としての経歴を教えてください。

私は、初期臨床研修医の時に、公衆衛生や精神保健に興味があったので、夏休みを利用して、日本医師会認定産業医の単位を集めました。その後、申請はせずに、臨床研修終了後、3年間、精神科の単科病院で専修医として、臨床経験を積みました。精神科3年目の時に、産業医の申請をしました。専修医終了後、2019年からは、メンタルクリニック非常勤医師になり、嘱託産業医の業務を請け負うようになりました。現在までの4年間で、5都県18の事業所を経験しています。業種としては、システム開発、教育業、清掃業、保険コールセンター、自動車実験、自動車部品販売、大学施設管理、運送業、通信設備、製造業、結婚式場、人材派遣業、小売業、出版業など多彩な業種を経験しています。

なぜ、労働衛生コンサルタントの資格を取ろうと思ったのですか?

産業医として、様々な事業所を経験している中で、医師としての知識や経験が必要な場面というのは、健康診断の結果の確認や、仕事と治療の両立支援など、もちろん多いのですが、高ストレス者や長時間残業者の面談などは、労務管理の問題と関係していることも多く、社労士の先生と協力しなければならないような業務が、現代は多いように感じます。そのような場合は、自分で調べながら、社労士さんに任せるところは任せるようにして、対応するようにしています。ただ、製造業で工場などがある事業所に関しては、職場巡視の際などに、逆に担当者の方に教えてもらわないといけないことも多く、しかも、実際に調べようとしても、医学部では習わない広範な知識を要求されるので、なかなか、自分で勉強するのは難しいと感じています。そのような事業所にも、安心して対応できるようになるため、知識を身につけるための目標として労働衛生コンサルタント試験は最適だと考えました。現在の自分の実力を確認することもできますし、もし資格を持っていれば、事業所さんにも有害業務や業務上疾病のこともわかっている産業医であるということの一つの保障にもなると思って、労働衛生コンサルタント試験を受けることにしました。もし、資格が取れた際には、機会があれば、産業医業務だけでなく、衛生についての診断業務もやってみたいと思っています。

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