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伴走者としてのマネージャーでありたい

◇はじめに


こんにちは!心理師のはねちひろです。


今日はマネージャーとしてのお話をしていきます。


私は普段、カウンセラーとして様々な方のお話をお聴きして、その方の課題の解決や成長のサポートをさせていただいております。
ただ、今日はカウンセラーというよりも、社内マネジメントの経験から人の成長に関わる楽しさと難しさをお話ししていきます。


◇失敗からの学び:伴走するマネージャーでありたい 

これまで、採用や新人研修に関わらせていただき、人の成長に関わる立場を担ってきました。
その中で、楽しさと難しさを多く感じ、やりがいを得てきました。

マネージャーとしてまだ間もない頃、私はとにかく引っ張るタイプのマネージャーでした。
指示をとにかく飛ばして、その結果や内容について指導を行い、私が良いと思った方向へ誘う感じでマネジメントをしていたのですが、お分かりの通り大きな間違いでした。

表面上では『はい!』『わかりました!』と言われていた事もあり、勝手に相手の為になっていると勘違いしてしまい、相手が私の意思とはそぐわない様相を示すたびに叱責に近いことをしてしまったり、勝手にイライラするなど、雰囲気は良い環境ではありませんでした。

その際に、当時の上長から「はね君はマネージャーって意味知っている?」という言葉をいただき、マネージャーという言葉の意味や定義を知るうちに自分がこれまでやってきた事が大きな間違いだと気づきました。

それまでの私は相手を成長させるのではなく、私の思うがままに操作しようとしてしまい、成長を阻害してしまっていたことに気づき、申し訳なさと情けなさが押し寄せてきました。

そこからは、伴走する意識を大切に相手の方と向き合い、共に考え、固定的な答えを持つのではなく、常にブラシアップして行くように心がけるようにしていきました。
ただ、これが本当に難しいんですよね。答えのない数式をずっと解いているようで。。現在も絶賛葛藤中です。

ただ、この姿勢を継続するうちに、これまでこなしていたマネジメントが、やりがいのある仕事となり、非常に楽しく感じられるようになりました。

◇マネージャーが偉いのではない

マネージャーという立場上、かつ、相手が新入社員などであれば、勝手に偉いと勘違いしてしまうことがあります。

これは大きな間違いですよね。

仕事上の立場はあっても、人間としては対等であり、たまたまマネージャーが経験と知識を持っているというだけなんです。

これまで、たくさんの新入社員の方と研修や勉強会を重ねて来ましたが、本当に新入社員の方から学ぶことが多いんです。

「こんな考えがあったか」
「違う捉え方もできるんだな」
「この組み合わせは自分ではできなかった」

など、たくさんのことを学ばせてもらっています。

自分を奢り、相手に自分の理論だけを押し付けるのはマネージャーではありません。
本当に難しいのですが、答えのない答えを共に考え、悩み、インプットとアウトプットを繰り返して、相手の成長を伴走者としてサポートする事がマネージャーとしてのあり方では無いかと思います。

伴走者となれた時、初めてマネージャーとしての仕事の真の楽しさを感じることができると私は考えています。

今後もマネージャーとして様々な方の成長のお手伝いをさせていただき、その横で私もちゃっかり成長していきたいなと思っています。


今日のお話が誰かの生きるヒントとなれれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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