【ついついやってませんか?】閉じた質問は時に相手の心を閉ざす。459日目
◇閉じた質問は相手の心を閉ざす
まだ、カウンセラーとしてデビューしたばかりの頃。
他の先生と合同でカウンセリングを実施していた際に、遊戯療法を行っている子どもの様子を見ながら、子どもに内省や自己評価を聴くために、とある質問をしました。
「しっかりできましたか?」
その後、その子どもが私に心を開いてくれることはありませんでした、、
今思えば、「それはそうだよな、、」という質問をしてしまったなと反省をしています。
YESかNOでしか答えられない様な閉ざされた質問をしてしまったという点と、「しっかりと」という質を問う質問をしてしまったという事が挙げられます。
閉ざされた質問は相手の心を閉ざしてしまう危険性があるのです。
◇質問という名の仮面を被ったプレッシャー
過去の私の様に、「できたかどうか。」という質問に関しては避けたほうがよいものでもあります。
というのも、受け取りてとしては、「ちゃんとできているの?」というプレッシャーを感じるだけのものとなってしまうのです。
更に、「やってないのではないのか?」という疑いの目で見られてしまっているのでは、、という心理にもなってしまうことも挙げられます。
これらの事から、YESかNOで応えるような質問で、かつ、できたかどうかを聴く質問はプレッシャーを与えるだけの言葉になってしまうのです。
◇質問者は聞かれる相手の立場に一回立ってみる
では、一体どうしたらよいのか、、、ということなのですが。
方法論ではなく、相手の立場に立ってみることから始めましょう。
・この質問をしたら相手の心情はどうなるか
・どうすれば相手も答えやすい質問になるだろうか
相手を傷つけない様に、という観点よりは、お互いにとって実りあるコミュニケーションにするために、一旦相手の立場に立つことが重要です。
その上で、方法論に目を向けるとすると、「開かれた質問をしよう」ということになります。
閉じた質問とは違い、YESかNOではなく、回答者が自由に答えられるものとなります。
「今日の朝ごはんはパンでしたか?」と言うよりも、『今日の朝ごはんは何を食べましたか?』という方が広い視点で答えられますよね?
英語で言えば、5W1HのHの観点で聞くことがわかりやすいかと思います。
ですので、最初のシチュエーションで言えば、『しっかりできた?』ではなく、『どんな感じかな?』と聞いた方が子どもは答えやすかったでしょう。
コミュニケーションがうまく行ってない、、と感じた時には今一度質問を思い返してみましょう。
閉じた質問は、質問者にとっては楽ですが、回答者からすると尋問のように捉えてしまっている事が考えられます。
質問に困ったら、相手の立場に立ち、開かれた質問で相手と向き合ってみましょう!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました😊
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