決めつけの労いは危険!【脱YOUメッセージ】65日目
労いのつもりが、、
先日、とある病院に初診で行ってきました。
初めての先生なので、私も緊張しながら診察を受けていました。
問診の中で、
「お仕事は?」
と聞かれたので、
「カウンセラーをしております」
とお伝えすると、
「いやー。それは忙しくて大変だ。人の話をずっと聴いたりするのはカウンセラーの仕事とは言え厳しいよね。しかも、人の見たくない一面も見なきゃいけないし。いやーお兄さん大変だね。」
とお話くださったのですが、その時点で
「あ、、はい。(この先生ちょっと嫌だな、、)」
となってしまいました。
恐らく、先生は悪意もなく労いのつもりでお話くださったのでしょうが、私は心が離れてしまいました。
決めつけの労いの危険性
悪意もなく、相手のためを思って話したことが、相手に嫌がられてしまう。
こんな事が起こるのはもったいないですよね。
上記の例で考えると、
【相手はカウンセラー】という認識から
・大変な仕事だろうな
・話を聴くのは辛いだろうな
・人の見たくないところも見なければいけないのかな
・生活が不規則なんだろうな
というような認識が働いたのではないかと思います。
決して的外れな見解ではないのですが、話し方もあったかと思いますが、私の感覚では、マウントをとられたように感じてしまいました。
そのため、私は反発心が少し芽生えたのですが、引き下がるような形になりました。
・あなたは○○なんでしょ?
・あなたは○○ですよね。
等の様に相手に伝えると、自動的に相手にマウントをとるような形になってしまいます。
上記の伝え方は【YOUメッセージ】と表すコミュニケーション法で、相手を自分の意のままに動かしたいという本心が働いた際に出やすいことが特徴です。
・子供を叱る時
・部下に注意するとき
・パートナーに話すとき
等の時に出やすいのが特徴です。
ただ、残念ながら、YOUメッセージを使われた相手は話の内容ではなく、「言われた」という認識だけが残る可能性があるため、言った側が一時的にすっきりするだけで終わることが多くなってしまいます。
結論:脱YOUメッセージ!Ⅰメッセージを使おう!
相手を労う時や、相手に指摘をする際にYOUメッセージを使いがちな方にお勧めのコミュニケーションをお伝えします。
Iメッセージを使っていきましょう!
・私は○○だと思う
・私は○○と感じた
・私は○○という考えでいる
など、自分の考えや感情などを、主語を「私は~」にして伝えるという事です。
今回の病院の例で言えば、
「カウンセラー何ですね。カウンセラーと聴くと大変なお仕事だと私は認識していますがいかがでしょうか?」
等、決めつけるのではなく、推察や仮説の上で相手に伝えるという事がIメッセージの特徴となります。
相手に物事を伝えたい、労いたいというその思いをしっかり伝わるために、Iメッセージを活用していきましょう。
“伝え方”ではなく“伝わり方”を意識してコミュニケーションを図ってみてくださいね。
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