みかんの加工品を作った結果はどうなったか
2024年の目標だった加工品を作り世に出すを達成しました。
グミです。
きちんと語呂も合わせ9月3日のグミの日に発表。
ただお試し生産ということもあり200セットしか作っておりません。
その結果
とりあえず販売4ヶ月でほぼ完売まじか。
自分で今度売る分を確保しほぼ売り切りました。
よかったよかった。
実際に作って売るからこそ新しくわかることも多いですよね。
🔲わかったこと
・実際に加工品を新しく作る人は少ない
・加工費が高く、いくら売っても基本的に赤字。
宣伝費と思い割り切る。そう思いこむ
・珍しさで勝ってくれる人はいる。
ただその人が次も買ってくれるかは不明。
・市役所などでは6次化事業として推進してくれ、手厚いバックアップはある。
ありがたい!
・話題にはなる
一応新聞載った
・なんかすげーとか、よくやるねとか言われる。
そんなに??
・こだわりを詰め込もうとすると味でもデザインでもだいぶ費用がかさむ
でもデザインはしっかり作り込んだほうがいいと言われる
・コンサルはしっかり活用したほうがいい。
でも値段はきちんと確認。出来ない仕事は投げたほうが早い。
相談相手がいると自分勝手でなく、
客観的な商品に仕上がるからいいのかなと思った。
・味にこだわりたくてもOEMでは限界がある。
味もそうだが試作回数も予算上限られてくる
・賞味期限は長めのものが良い
・大体チェーン店はどこも取り扱ってくれない。
現実を知りました・・・・。
・作る過程で色んな意見を言われるのでブレない軸がないとよくわからん加工品になる。これ一番でしょ。
以上。
🔲わかったことから生かせること
まずはしっかり売り先の目星を付けてから作りたい。
そして、正直なところ加工品は誰でも作れる。
自分で作る意味と自分しかない強みは何なのか?
そこをしっかり分析して推せないと失敗するのかなという所が
一番今回で思ったことだ。
作る過程で上記を意識したので、色んな意見をいただいたが
軸として
うちの岩崎みかんのみを最大限100%使うことを掲げた。
強みが岩崎みかんがうちで見つかった事。だからだ。
変にみかんに色々加えて小洒落た味にしたところで
それは他でもできるし、もっと予算のある大企業なら
何十通りも何百通りも試す事ができるが、
我々にはそんな多額の予算はない。
本当に限られた予算の中で自身の強みを活かすにはそうするしか無かった。
なので、フレーバー等は一切使わず、
最低限グミになる原料と最大限うちの岩崎みかん果汁を使用したグミを作るというコンセプトになった。
結果として味は置いといて、売る際に強みを説明しやすくなった。
自分しか作れない加工品になっているからだ。
🔲ただ、結局農家の加工品作りはどうなのか?
基本的に儲からない。
自分で手作りできて自分で販売出来る環境があるなら別だが、
その2つがない場合はまず儲からないと思う。
実際全く儲かっていない。
ただ一度何か作ると話題にはなるし、いい勉強になる。
普段とは違う人達とも接点ができ実践的な勉強になる。
そして、まれに確変して売れる事があるのも事実だ。
良い勉強になった。
グミを増産することも検討はしているが、
この加工品作りという一連の仕事を一つの投資と思って、
懲りずにまた違う加工品を作ってみようと思う。
でもやっぱり爆売れしたらいいな。