掛川西❌スーパーサンゼン part1
掛川にスーパーサンゼンというスーパーマーケットがあります。
「サンゼンは明治29年、三河屋善衛門により掛川市塩町に、糸屋「三善」として開業致しました。当時は、糸や足袋、小物などを販売しておりました。
昭和42年、食品スーパーに業態変更し今に至ります。」(会社HPより)
キャッチフレーズは「食」にこだわった人生は楽しい。社長の川合さんの言葉です。
私の友人はこのサンゼンというスーパーを、「掛川のスーパー成城石井」と呼んでいます。
その例え通り品揃えはこだわりの商品・物産ばかり。
商品はすべて担当が実際に食べたり、飲んだりして美味しいと思ったもの。生産者のこだわりに、高くても価値を見出すスーパーなのです。
サンゼンでは地域密着プロジェクトというプロジェクトチームを作って地域連携を本気で取り組んでいます。子どもたち対象の「お仕事体験」「芋掘り体験」「パン作り体験」など。また周辺地域の買い物に出ることができない方々対象の移動スーパーなどにも取り組んだいらっしゃいます。
この掛川のこだわりスーパーと、掛川西高校の食物研究部がタイアップして商品開発することになりました。
4月17日 第一回 顔合わせ
スーパーサンゼンのみなさんと、静岡県立掛川西高等学校食物研究部の顔合わせ。
サンゼンにコンサルに入っている東森さんのリードでスタート。
サンゼンの方々も生徒も初めての機会で緊張です。
社長の川合さんも今回の意気込みを熱く語ってくださいました。
これからも掛川を担っていく高校生たちの新鮮な感覚と、掛川を代表するこだわりのスーパーが協力して、ぜひとも新しい掛川を代表する物産をつくりたい。
地域の物産を使用しながら、掛川らしい商品をともに開発したい。
そして「お弁当お惣菜大賞2020」に応募する。
このコンテストは「スーパーマーケットやコンビニエンスストア、 専門店等で実際に販売している数多くのお弁当・お惣菜・サラダ・パン等の中から、食の専門家で構成された審査員により、に優れた商品を選出し表彰するプログラムです。」(HP引用)。惣菜のプロたちが出すコンテストに挑戦し、受賞を目指します。
その趣旨に食物研究部顧問の福田先生も共感してこのプロジェクトがスタートすることになりました。
グループでブレインストーミング
生徒と社員さんと班に分かれて、まずは自己紹介。
そしてサンゼン側からテーマが出され、高校生とアイデア出しを行います。
テーマは
1 どんなスーパーマーケットに行ってみたいですか?
2 好きな食べ物、美味しかったもの
3 休みの日の過ごし方
4 掛川のおすすめスポット
5 これから先の未来でやってみたいこと
最初は探り探りだったディスカッションも、一緒にお土産のお菓子を食べたり、交流がすすむごとに心が通じてきます。
そしてグループごとにまとめた内容を発表。
今回はサンゼンの社員さんが発表。その発表から話し合いの盛り上がりが伝わってきました。
目標と目的
今回の目標は、コンテスト優勝です。
今回のプロジェクトは、実はサンゼンにとっては初めての合同プロジェクト。コンサルの東森さんの成功事例を社員が実践してみることで、社員が大きく成長することを期待しています。
サンゼンの目指すところは地域の幸せ、活性化。そして従業員やその家族の幸せ。給料、福利厚生、やりがいを従業員と会社が共有すること。
掛川西高校食物研究部も、自分たちが作りたいものを作る、という次元を越え、地域のニーズ、顧客のニーズ、販売者の利益、コストの計算、などを考えた上での商品開発に初めて挑戦します。そしてその挑戦は、地域の大人たちと一緒に取り組んでいきます。
関わる大人たちも、生徒たちも、このプロジェクトを真剣に楽しく挑戦することで、必ず成長と充実感が得られると信じています。これがこのプロジェクトの目的です。
今回の取り組みを傍らで見させていただいて、必ずこの両者の目的を達成できると確信しました。
今後の予定
今回チャレンジする「お弁当お惣菜大賞2020」。9月20日に締切なのですが、実は実際に販売された実績があることが条件の一つ。ですから9月7・8日に今回開発した、お弁当・おにぎり・丼ぶり・パンをサンゼンで販売します。
そしてその4部門にノミネートする予定です。
・月1回程度、合同ミーティング。
・生徒がスーパーサンゼンに実際に行ってみる
・7月24日、試作完成
・8月21日、最終確認
・9月7・8日 店頭販売
・9月20日、コンテスト締め切り
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