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場面緘黙症③支援サイド

支援サイド
【目標を見守る】

どんな目標か気になるところではありますが、無理矢理にならないよう本人の意思を尊重してあげてください。
紙に書いてもいいし、貼ってもいいし、自分の心の中だけに留めて誰にも言わなくてもいいんです。
遠くから頑張っている姿を見守っていてください。絶対に本人任せで放置はしないでください。見守るとは文字通り見る事も含まれますが、学校の様子まではなかなか知る事が出来ません。先生やお友達から聞いた様子、本人から聞いた様子を受け止めてほんの少しでも成長していたら出来れば褒めてあげて欲しいと思います。

【不安を取り除く】

もし喉の診察で「あー」が言えていなかったら、支援者「あーって言うと舌が下がって、喉の一番奥が見えるようになるのよ。お医者さんはそこが見たいのよ。」など声を出す必要がある理由を明確に教えてあげてください。
理由がわからないだけかもしれません。

また、それを知ったからと言って、すぐに出来るようになるとも限りません。私は何度も何度も部屋で練習しました。私は母には何も話していないので未だにこの事は知りません。
もしも支援をするならば、練習は何も言わず静かに見守ってください。

【注意事項】

場面緘黙症は、不安障害(不安症)であるとも言われています。
また、私のように無表情と言われ、喜びの気持ちがわからず、笑う事が苦手な人もいると思います。
このような状態で思春期の揉め事などに巻き込まれたり、受験勉強が過酷過ぎたり、私の場合は歯科矯正という逃れられないストレスから二次的にナルコレプシーを発症してしまいました。
※ナルコレプシーは遺伝的に因子を持っている事も条件です。
※現在の歯科矯正は痛みはほぼ無いと聞いていますが、当時は痛み止めを飲んでも勉強なんか手につかないくらい酷い歯痛と頭痛でした。

そんな経験はみんなやる事だし、乗り越えられるから大丈夫だとは思わないでください。
普通の人が思っているダメージの受け方ではありません。
受けなくてもいい過酷なストレスがある場合はなるべく回避し、出来るだけ本人の好きな事、得意な事を伸ばして笑顔の回数を増やしてあげてください。

特に無表情には、ステップ②神経筋膜リリースが効きます。これを行う事で、ダメージを軽減し、喜びを受け取りやすくなります。
本人サイドにはステップ1でリラックスする事も書きました。スマホやパソコンなどを見る人は何度もやって身体をよくほぐす事をオススメします。

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