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ほけきよ俳句

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記事一覧

2025年1月俳句

2025年1月に作った俳句

窓今日も光を通し年新た
見えるもの鏡に映り去年今年
初夢の扉に取手無かりけり
我以外の家族見送る旅始
初景色始点終点見えぬ川
それぞれに役割を持ち今朝の春
正月の三本足と二本足
初旅の古きパンツを持ち帰る
屋根のある電話ボックス春近し
武将祀る神社の鳥居日脚伸ぶ
冬波や友と敵おらぬ天下人
蛇の字の蛇のやうなり寒の入
境内に夢の一字や寒鴉
秀吉の目線の先の寒椿
観客も演
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2024年12月俳句

2024年12月に作った俳句

数え日の塗料の剥げしすべり台
赤ん坊の視点昇って来し師走
群千鳥大きな窓の喫茶店
白菜の積み上げてなほ逞しさ
冬の虹クレーンゲームとれる時
なごやかや妻と子といてクリスマス
昨日を忘れ明日忘れかまど猫
大雪や白き車の白きドア
不発弾の見つかりし街冬の雲
歳暮送る時に度々待ち時間
寒鴉道間違えて戻らない
白きジャンパー正しき者は下を向く
大根を食べし体に注射打つ
北風
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2024年10月俳句

2024年10月の俳句

十月のそろばん塾の帰り道
摘みやすき粒より食ふて黒葡萄
手を繋ぐ子のやや遅し秋の暮
母役を見守る母や秋の蜂
秋の蚊や一人静かに食べる菓子
秋の蚊を優しく叩く逃げられる
秋の園好きなところに座りなさい
来客を数える音に秋惜しむ
十万円金貨の重み竈馬
稲の花真似されぬよう描く模様
交換する金貨銀貨や鷹渡る
信用できるお金使える文化の日
日本には日本の貨幣竜田姫
螽斯俺の金を使
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2024年9月俳句

父の手を握り九月の毒の色
超巨大球体の下秋麗
毒持たぬ人々群るる秋の園
少しだけ毒あるらしき鰯雲
人類の毒克服すとろろ汁
満月より透明な毒垂るるでせう
人類に毒の記憶や秋の声
曼珠沙華毒持つ虫も毒で死ぬ
薬にも毒にもならぬ秋思かな
役所まで段差無き道秋高し
秋分の中華弁当持ち帰る
稲の花帰る時間に帰れない
総裁になりたしなりたし檸檬の香
烏瓜赤子を乗せる体重計
賑わつてゐる秋分の日の直売所

9月1日 たこ焼きパーティー

9時起床。赤ちゃんと妻と娘は起きてた。9時半シャワー。10時たこ焼きパーティー。中の具はタコの他にイカ明太、カニカマ、チーズを用意。余ったタコでアヒージョをしようと、ニンニクスライスも用意した。生地は24個焼くことができる鉄板で1.5回分焼くことができた。タコはピッタリ一回分だった。娘よく食べたがタコは残した。たこ焼きの後、妻はカニカマでアヒージョを作った。娘はチーズを焼いたのを食べた。11時妻体

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句集『本物』

2013年から2021年までの俳句を選句

しづしづと救急車ゆく春隣
冬の雲列島のごと並ぶ靴
福寿草父だけ知らぬ吾子の友
大き愛大き見返り竈猫
餡パンの顔の男や社会鍋
巳年蠍座B型次男年末賞与
資格取るための勉強冬の虹
ポインセチア無駄遣ひてふ使ひ道
室咲やコンセント無き喫茶店
貴方らしき誤り方や年の暮
英吉利人なら傘差さないや冬灯
諸説ある忙しさなり冬雲雀
白き物皆救急車文化の日
鵙の声たこ焼き
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11月4日 仕事のことを言わない

11月4日 仕事のことを言わない

5時半起床。だらだら。6時半妻と娘を起こす。昨日私が寝た後、娘が折り畳みの椅子で指を挟んで血が出てしまったらしく、娘は右手の人差し指に絆創膏をしていた。布団が汚れていたのでシーツを取り外した。娘に朝飯をあげる。娘にはコーンご飯、ハンバーグ、アンパンマンポテト、ヨーグルトをあげる。朝飯、コーンご飯、蛤の辛子和え、浅蜊のふっくら煮、佃煮、ヨーグルト。7時半家を出る。8時半出社。妻から連絡が来ていた。今

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