自分の感受性も自分で守れない。ばかものです。
膝抱えて泣いてたって
誰も助けてはくれない。
うずくまって震えてたって
何も好転しない。
泣き叫んでなんとかなるのは
ほんの最初だけ。
いくら涙で顔がぐしゃぐしゃになろうとも、
どれだけ大声で喚き散らしても、
痛みも苦しみもタスクも減らぬ。
期待するから、
絶望する。
信頼するから、
裏切られる。
――嫌な、世界ね。
泣こうが喚こうが
状況は変わらないから
抗うのも異を唱えるのもやめた。
嫌いなのにニコニコして、
キレてるのに大声で笑って、
しんどいのにはしゃいで、
常に本音とは反対のことをするようになった。
言ってることとやってることと思ってることが全部違ってきて、本音まで分からなくなった。
なんでこんなところまで来てしまったのだろう。
…私はただ、
幸せになりたかっただけなのに。
自分の感受性くらい、
守らなくてもいい世界に憧れて
――2018.12.22 ほかる
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