赤ちゃんの胃軸捻転
次女は、現在生後2ヶ月です。
彼女が、胃軸捻転というものではないか?と疑いはじめたのは、生後1ヶ月頃の事でした。
胃軸捻転は、
新生児によくあることに全て当てはまる症状のため、
あまりヒューチャーされていないようです。
胃が所定の位置に落ち着く、
生後すぐ〜3ヶ月までの間の事の為、わざわざ病院に診察に行くことも少ないのではないかと思います。
<次女に見られた主な症状>
・げっぷが出ない
新生児あるあるですが、本当に出せませんでした。
・吐き戻し
赤ちゃんの胃はとっくりのような形をしている為、吐き戻しやすい。
空気も一緒に飲み込むため、げっぷをする必要があるのですが、出ない。
なるべく縦に身体を起こして、すぐには寝かせず、常に抱っこをしていました。
じゅうぶんかな?と思い寝かせてみても、
少し足をバタバタさせたり、
気張ったり、うなるとすぐに吐いていました。
・うなり、いきみ、気張り
横になると必ずと言っていいほど、うなっていました。
うなりの原因の中には、げっぷで出せなかった空気を、おならで出そうとしているとありました。
まだ上手に腹圧などもかからない為、うなったりきばったりして出してるとの事。
・おなら
げっぷとうなりから繋がることですが、
結構な頻度でおならをしていました。
ときには苦しそうに身体をよじらせながら、
顔を真っ赤にして気張っていました。
・便秘
産まれてすぐの入院期間から、うんちの回数が少なめでした。
ネットの情報を見ると、
・赤ちゃんそれぞれ違う
・機嫌が良くミルクが飲めていれば大丈夫
と、あったのでそこまで気にしていませんでしたが、
1日、1回も出なかったり、浣腸しないと出ない事が多く、
授乳のたびに苦しそうにしていたので、心配でした。
現在でも2日に1回程度しか出ず、緑色の宿便が一気にドバッと出ます。
出した直後はスッキリするのか、よく寝ます。
以上が、症状…とまではいきませんが、次女の様子です。
どれも新生児や生後間もない赤ちゃんに見られる症状の為、
しょうがない、大きくなるのを待つしかないと思っていました。
それでも毎日のことだったので、
げっぷが出ずに、苦しそうにうなっておならを出す我が子を見てると、
どうにかしてあげたいと思いましたし、
授乳後、必ずと言っていいほど吐き戻すサイクルもなかなか負担でした。
そんなときネットを検索していて、
胃軸捻転
という言葉を見つけました。
分かりやすく胃軸捻転を説明している記事です。
以下、サイトより文章を抜粋しています。
生まれたての赤ちゃんで、機嫌が悪く1日中泣いていてずっと抱いていないといけない赤ちゃんがいます。こんな赤ちゃんでげっぷが出にくい児がいます。それがこれからお話しする胃軸捻転です。げっぷが出せない、おなかがすごく張っている(腹満)、ミルクを吐くなどの症状がある場合には、胃軸捻転の可能性があります。胃軸捻転はあまり注目されていませんが、新生児期・乳児早期に、よくみかけます。実は、新生児の腹満やミルクの嘔吐で一番多い原因は胃軸捻転です。
中野こども医院 日常の小児外科疾患 家族編 より引用
ほほう!
なにやら近しいかおりがする…!
決め手は下記の文章でした。
げっぷが下手な赤ちゃん、1日中おならをしていませんか?
胃軸捻転でなぜ腹満がおこるのでしょう?赤ちゃんはミルクを飲むとき同じくらいの量の空気を飲み込みます。これを赤ちゃんは普通げっぷとして出しているわけです。誕生間のない時期、赤ちゃんの胃はまだ固定されておらず動きやすいので、上後方にねじれると食道を圧迫して、げっぷが出せなくなります。げっぷが出せないと飲み込んだ空気が腸に流れ込み腹満をきたすのです。げっぷのかわりに赤ちゃんは1日中プープーとおならをしています。
中野こども医院 日常の小児外科疾患 家族編 より引用
1日中ぐずっている赤ちゃん
胃軸捻転の赤ちゃんは、上向きに寝かすと胃のねじれが増すので機嫌が悪く、抱くとねじれが戻って泣きやむので一日中抱いていないといけないことが多いようです。昔で言う、夜泣き、疳(かん)の虫というやつですね。
中野こども医院 日常の小児外科疾患 家族編 より引用
ミルクを吐くこともあります
胃軸捻転の赤ちゃんはげっぷが出しにくいのですが、なんとかげっぷを出そうとしてミルクを吐きます。ミルクの嘔吐は全例ではありません。ミルクを吐く場合は肥厚性幽門狭窄症を疑って小児科からよく紹介を受けます。X線写真を1枚撮ると、区別がつきます。
中野こども医院 日常の小児外科疾患 家族編 より引用
うわー!
次女ちゃん、胃軸捻転だ!笑
特に、上向きに寝かせると機嫌が悪く、抱っこをすると泣き止む…の部分は、
赤ちゃんなら抱っこが好きなのは当たり前、
背中スイッチかーなど、
スルーしていたことだったのですが、
ミルクも飲んで、オムツも変えて、
不快を取り除いたはずなのに、
さっきまで抱っこでは寝ていたはずなのに…!
と、地味になぜだろう?と思っていた事だったので、
症状の中に入っていた事がかなりしっくりきました。
対策は以下
治療は、1)浣腸と2)なんとかげっぷを出すことです。腸管のガスを浣腸で早めに出すと胃のねじれがもどるので有効です。特に夜泣きにには寝る前の浣腸が有効です。げっぷを出すコツは、うつぶせです。うつぶせにすると胃が腹側に落ちるので食道への圧迫が少なくなり、胃の空気は食道近くにもちあがるので、げっぷが出しやすくなります。うつぶせはげっぷを出しやすい体位なのです。しかし最近は、うつぶぜ寝が突然死の原因になるともいわれているため、おおっぴらにはお勧め出来ません。だからミルクを飲んだ直後お母さんが目の届く範囲で、うつぶせにして背中をとんとんたたいてあげるといいでしょう。赤ちゃんから離れるときはあおむけにしましょう。抱いてげっぷを出す場合も、縦抱きではなく肩にかつぎあげてうつぶせに近くして背中をとんとんする方がいいですね。ミルクは1回量を少なくし回数で飲ませましょう。途中で休憩してげっぷを出すのも有効です。でも胃軸捻転があるとなかなかげっぷは出せないようです。
胃軸捻転はあまり知られていないので、経験の豊富な小児外科を受診しましょう。
浣腸は、何度もするのどうなのかな?と思っていたのですが、おならが出ずに苦しいよりはと考えて、前より回数を増やしました。
授乳の前におこなっています。
げっぷも生後1ヶ月を過ぎてから、身体がしっかりし始めたので、肩に乗せて背中をとんとんすると、前より出るようになりました。
授乳中に、一度休憩を挟み、その都度げっぷを促すようにしました。
以前より寝ている間のうなりやいきみは減りました。
吐き戻しは相変わらずで、
抱っこしてないとぐずっていますが、
胃が固定されるのを地道に待つしかないなと思っています。
さすがに重くなってきたので、
抱っこ紐を活用したり、
たまには泣かせてみたりと(笑)
自分なりに対策をとりながら日々を過ごしています。
実際、胃軸捻転かは分かりませんが、
当てはまる症状が一致して、
少しずつですが対処の仕方がわかってきたので、
良かったと思っています。
生後間もない頃から、
抱っこ好きな赤ちゃんや、
背中スイッチ入る赤ちゃんは、
みんな胃軸捻転なのかもなー。
と、極端な想像をしたりしなかったり。。。
少しでも参考になれば幸いです。
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