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マーケティングは、人を救える仕事だ。

マーケティングって何?どんな仕事?
なんでマーケティングの仕事をしているの。
それって、どうしても必要?

文章で成果を出すWebマーケター・コピーライターチーム、ホギコト代表の日野成美です。

ホギコトのnoteにスキ・フォローくださったみなさま、ありがとうございます!
夏風邪を盛大にひいて寝込みました。新規事業スタートやプロジェクトキックオフ直後に風邪ひいてぶっ倒れるのはあるある!
今日から少しずつ復帰します。

さて、Webマーケティング業界にいる人に質問したら半笑いになってまともな答えが返ってこない質問。

マーケティングとはなにか?


私たちがマーケティングの現場ではたらく目的は?
そして、なんでこんなにマーケの現場は地獄なのか?

ホギコト日野が独自に調べた内容や、マーケティングの現場で起こるあんなことこんなことをベースにまとめました。夏風邪から回復したてだからひとまず公開して細かい調整を後からやります!

マーケティングとは、人を救うことができる仕事です。
私たちの仕事は、未来につながっている。


マーケティングってなんなんだ!!

はい、歴史の時間です!
なぜマーケの仕事が必要なのか、歴史で説明するのが一番カンタンだと考えました。

Wikipediaなどによると、マーケティングの歴史は19世紀後半〜20世紀初頭にはじまるとされています。
現代マーケティング創始は、1950年代とのこと。

2回も世界大戦をやってさすがに全人類が反省し、もっと平和で豊かになろう!と心を入れ替えた時期ですね。
科学技術を積極的に活用。兵器をつくっていた工場がそのまま生活用品の生産拠点となったこともあり、20世紀後半には世界中で流通する商品の数がケタ違いに爆増した、そんな時期です。
洗濯機・電子レンジ・テレビもこの頃に誕生・普及しました。



さて。
製造業がめちゃ盛んになって、商品やサービスの数がすさまじく増えた時代。

商材が増えるということは、より販売のための競争が厳しくなるということです。
町の職人のおっちゃんからしか買えないと思ってたら、もっと安くて頑丈な都会の製品あるってわかっちゃったもん。という状況。

そう。
マーケティングがはじまった時期に抱えていた課題は、現代とまったく同じ。


製品は多い。
もっと優れたスペックのものはわんさかある。流通網は発達した。お客様は外国からでもなんなら買える。

これだけ商品もサービスも氾濫した今、お客様に他社ではなく自分たちから買ってもらう方法は?
そこと戦う必要が出てきたとき、マーケティングという概念が生まれたと私は考えています。

原始的な広告は、古代ローマの時代からすでにありました。土曜丑の日だって、平賀源内による江戸時代の販促キャンペーン。


どんな広告や宣伝だと売れるのか?
イヤな印象を与えるプロモーションは、何を外してるのか?

広告・宣伝アウトプットを体系的に分析できるようにした基盤を作り、売れる理由を理論にしたのが、マーケティングの神様と呼ばれるフィリップ・コトラー(1931年生〜ご存命)です。
「近代マーケティングの父」とも呼ばれています。

コトラー先生はすごい。マーケで絶対使う4P分析とかのフレームワークはコトラー様が発祥。常に最先端マーケティングの青写真を率先して引きまくり、テレビCM時代からWebマーケティングの現代まで対応して最新理論の本出しまくっています。

えっウソまじで?常に時代の先端いけるとかどんだけ優秀やねん。

と、Wikipediaをあらためて読んでボーゼンとしてました。手塚治虫レベルの天才やん。なにこのひと。

そんな「神」コトラー先生のマーケティングに関する定義もまた、往時とはかなり大きく変化しているそうです。

ということで。

近代マーケティングの父フィリップ・コトラー先生による「マーケティングとは何か」定義の一例がこちら💁‍♀️

個人や集団が、製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズや欲求を満たす社会的・管理的なプロセスを行うこと

https://the-owner.jp/archives/2489

うん。
いや、あの、

わかんなくないですか?
少なくとも、私はピンときませんでした。

ハハハ…そんなまさかな。世の中広いし、もっとちゃんと説明できる人おるやろ。

数年前、マーケティングの勉強をはじめた私はそう半笑いしながらブラウザをそっと閉じ、以後マーケティング関連本を直近3年で200冊は読みフリーランスとして広告代理店もインハウスも経験して、

わかったこと。

マーケティングという仕事のわかりやすい定義と共通認識は、マーケティング業界内で存在しなかった!!

だれも「マーケティングで何をするのか」を知らないままマーケの仕事してる企業が、世の中にあふれているのが現実。

つまりマーケティングの仕事の目的がわからないまま、目の前の山積みタスクをさばいているわけです。なんてこった!

そりゃ地獄にもなるわ!!!あたりまえやわ!


ただ一般的にマーケティングとは収益化のための仕組み作りとして語られることが多いですね。

売上を出すにはニーズを満たせばいい!ということですね。なるほど。


もうこじらせすぎて地獄の様相を呈しているマーケティング業界ですが、

ここから先は、マーケティングの現実を見た私が、個人的に立てている仮説です。

芯を食った内容だから、今まさに苦痛しかなくてって人にはかなりキツイかも!心がつらくなったら目次から「マーケティングで人が救われる。とホギコトが断言する理由」まで飛んでね!

ここからが地獄だぞ!

マーケティングが成立しない3つの理由

先にいっときます。
マーケティングは3つの大きな要因によって成立しません。

  1. 収益化=お金儲けへの強い忌避感

  2. 働く人々の「理解されること」への強すぎる執着

  3. オーバーワークが誘発する脳の認知機能の低下とアウトプット不全

個人的な仮説ですが、かなり芯を食ってる方だと思います。

まず日本のマーケティングは、どこかで必ず「お金を稼ぐこと」への抵抗感と戦うハメになる。



何度「お客様に負担をかけたくないから、安く売りたい」「従業員やお客様、業務委託先のみなさまの希望を叶えてあげたい」と口にする発注者から異様な短時間での納品とか、情報共有が3行のみで書けとか、そーいうことするかな!

お金儲けを求めない企業様の行き着く先は、労働力の搾取や顧客軽視。
それもそのはず、採算がとれないからです。事業継続のためには、タダ働きさせるしかありません。


日本においては。
「自分だけ儲けてはいけない、お金はなくても愛があればいい」みたいな思想が非常に根強い。

しかしマーケティングの目的の1つに挙げられは収益化とは、ひらたくいえばお金儲けのことです。

お金儲け=私利私欲・エゴ・自分勝手……
収益化やお金儲けが悪とイコールで語られることが、この国では多い。
人のためになりたいなら無償があたりまえ!

わかった!落ち着こうか!!

さらに立ちはだかるのが、世のため人のために尽くしてきた発注者のみなさまの、抑圧された承認欲求です。


「他人に合わせて生きる」ことが遺伝子レベルで組み込まれている日本人。(脳科学者・中野信子さんの説に依る)
他人のほしいものはわかるけど、自分は何がやりたいかわからないというやさしい方々が、
「お客様のために」
「社会の公器として」
朝から晩まで一生懸命になる。


だれも教えてくれなかったのに、「できて当たり前」と怒鳴られる。そんな日々があたりまえだった。コロナ禍以前は、風邪をひいても出勤するのが正義でした。「お客様に迷惑がかかるから」です。

心の底でずっとつらさや苦しみを押し殺して、人のために世の中の幸せのためにとやってきた。
ことばに出せない、おもてにあらわす方法も忘れてしまった、苦悩のエピソードが、どの企業の商材にも存在する。


地獄になりがちなマーケティング領域の中でも、ライターやデザイナーといったクリエイティブ職は特にそのあおりを強く受けがちです。

表現手法の技術があるクリエイティブ職は、企業や個人の提供するソリューションを言語や描画で具体化できます。

すると、クリエイター側は発注者の完璧な理解を求められる。

パワハラもまぁまぁ受けてきて、脅威の回復力で毎月バンバン受注をこなしてきて、無茶振りもこなせたせいで「もはや柱。上弦の鬼を倒せる」と言われたスキルを身につけてしまったホギコトチームですが、いく先々の企業でNo. 1成績出すマーケティングコピーライターでさえ「できてない」とディスられるのです

これらの状況を総合した結果、かなりの割合で承認欲求をこじらせている。という結論に達しました。

この承認欲求はふだん、抑制できる発注者さまも多い。
外注のフリーランスさんにもわかりやすいよう、丁寧なディレクションをしていただけた企業様もたくさんあります。

しかし繁忙期や急激な事業成長でオーバーワークが続くと、こじらせちゃんを爆発させる発注者が続出!
過労状態だと酒による酩酊状態と同じレベルまで脳の認知機能が低下するから!休まず働くだけで、いつだって絡み酒!体は大人、心は子どもに早変わり!


「こっちは土日も寝てなくて」 寝てください!
「仕事が次々ときてて」
まぁマーケ領域はコロナ禍もあってニーズ爆増だもんね!需要と供給が合わんのわかるけど情報共有まったくされへんし!こっちの仕事めちゃ妨害されてるんですが!?
「お客様対応が優先。仕事ならお客様の希望に応えるのはあたりまえ。裏切ることは許されない


なぜ、私たちはマーケティングの仕事をしているのか。

これだけ時代が進み、広告配信では細かいターゲティングができるようになった令和にも関わらず、
マーケティングの現場はいまだにテレビCM時代とほぼ変わりません。母数が頼りです。

数打てばどこかにニーズがある人がいるだろうね!というマーケティングをしてる企業様が多いのが現状でした。

これには発注者側の多大なメリットがあります。
いろんな人に知ってもらえると、それだけで自信になるのです。

インタビュー記事がUPされるともうテンション爆上がり!
「役に立つかわからないし、大したことやってない」とウジウジしてる人より、自信満々の人からの方が絶対買うやろ!ピグマリオン効果!

顧客に対するアプローチとしてはじめたコンテンツマーケティングを、自分たちの発信の場としてとらえてしまい、いつしか心から求めるようになる。

「より多くの人に伝える」
「もっとデキる会社だとアピールしてほしい」
「ちゃんと自分たちを理解して」
と。

それでやっと崩れ落ちそうな自分たちが立っていられるのだから。

そしてお客様のことを忘れてしまう。
ユーザー不在のコンテンツをばらまき、なぜお問い合わせがこない!とキレる。


「どうしてもっと、弊社の商品のことを知ろうとしないのですか」
「なぜ、弊社のサービスがわからないのか」

今まで数々の企業様を渡り歩いてきましまが、マーケティングの現場で「弊社のお客様」「ターゲットユーザー」が主語になったことはほとんどありません。

そして企業様はフリーランス人材のマーケターやライター、デザイナーに完璧な理解とアウトプットを要求してしまう。
たとえ理解できてもユーザー目線で「自慢乙」なコンテンツができると、当然ですがお問い合わせはこない。

なぜこんなことしてるんだろう?
正社員も経営者もフリーランス人材も、ただただ、こころをすり減らしていく。

落ち着こうか!
もうやめよう!!

それでも!!
私はひとの幸せのために身を粉にする、日本のビジネスパーソンのことが本当に大好きです!!!

いやだって、これらの方々によって多くのサービスが支えられてると知ってるから。
パワハラも今は怒ってない!まあ平然と契約違反とかガバナンスNGのところとは当方お取引継続いたしかねるので申し訳ないんですが!


落ち着きましょう。

というわけでマーケティングとは何か?という話に戻ります。
もう一回、コトラー様の定義にかえってきましょう。

マーケティングで人が救われる。と、ホギコトが断言する理由

ホギコトの日野は、マーケティングで人や社会が救われると無邪気に信じています。

コトラー先生もおっしゃっている「顧客ニーズ・欲求の解決」がマーケティングの定義においてはキモだと。
この「顧客のニーズ・欲求の解決」は、コトラー先生の数々の定義において一度ももブレてないからでふ。

マーケティングコンテンツは、ニーズ=お客様の困ってることに寄り添うことで、お客様の味方になれる可能性を秘めています。

その課題解決の一手段として、ウチもありますけどいかがですか?っていう導線をつくると、かなりの確率で選んでくれる。

ってそれだけの話なんですよね。


ググって出てくるSEO記事を読んでるうちに、今困ってることの正体がわかってきた。
ポッと出てきた広告に心ひかれ、タップした先のその商品・サービスで窮地を助かった。

そんな場面が、人生で一度はあったはずです。

あなたを助ける情報も、だれかがつくったマーケティングコンテンツの1つ。
あなたが届けるコンテンツで、お客様が助かるかもしれない。

困りごとや課題は、人それぞれです。
でもなかなかことばにできない。

だから文章=ライティングで、お客様の状況を言語化して整理したり、課題を具体化します。
内面の欲求やいま発生している課題によるつらさ・悩みが文章になってるだけで、整理整頓ができる。それもライティングでできる大きな仕事です。

あと、導線設計もめちゃくちゃ大事な仕事。
これについては長くなったから別記事にまとめる!

そのマーケティングで、あなたのマーケティングによって、人が救われるかもしれない。

マーケティングは、収益化の仕組みづくりに確かになります。

お金儲けとは、だれかの助けになることで、感謝や愛や技術料としてお金を受け取ることです。

人助けを効率的かつ持続可能性高く続けるために、お金を支払ったり受け取ったりします。


長くなりましたが、マーケティングが人を救えるというのはそういうことです。

というわけで、ホギコト日野流のマーケティングの定義がこちら

マーケティングとは、
お客様が目にするであろう場所で
お客様に届く発信を
お客様のことばとタイミングで、続けること。

営業は目の前に相手がいてあいづち打ってもらえるが、
マーケティングは離脱されたら終わり!

というわけで営業は、対応力。
マーケティングは想像力が勝負です。

ですから、マーケティングとはクライアント様の商材によって、お客様の困りごとをどう解決するか?どのようなフィールドなら見ていただけるか?
どういう言葉に反応するお客様には、前向きに検討してもらえるだろうか?


みたいに、ひたすら想像していくことが大事。

SEOやリスティング広告をはじめあらゆるマーケティングの目的は、お客様のことを想像することで達成できます。

この勘所をおさえてるホギコトは、徹底したエンドユーザー目線で過去最高CVRや事業売上達成に貢献。
オタク2人組なので、なんかなんでも書いて売ってきました。


クライアント様に売上を出してあげたいから。
そして、その商品やサービスをエンドユーザー様に届けたいから。

これまではクライアントの自己肯定感とかガン無視して、エンドユーザー目線でコンテンツ制作や導線設計をして成果出してきました。

でも実績数値や問い合わせの品質を上げても、クライアント様はなんかすごい次々とご不満をあらわにする。ってかいい加減パワハラやめて!絡み酒やめて!「わかるはずなのにやってくれない」てゴネるやめて!


わかってる!!

売れるかどうか一番不安なのは、クライアント様だと。
本当に毎日毎日、たくさん頑張ってて、疲れはてて不安なのだと。

不安で自信がないままでは売れない。営業経験もありバンバン受注とってきた私は知ってます。


エンドユーザーのニーズを満たせば、たしかに売れる。
でも、目の前のクライアント様がほんとうに欲しいものはなんだ?

何よりもフリーランス人材のライターやデザイナー、マーケターがこんなにゴネられてパワハラで傷つくのはもうやめにしたい!
私ももう「ダメな発注者を見抜けなかった私のミス。頑張ればなんとかなると思った自分がアホだった」て落ちこむのやめたい。
にんげんですしね!!!

そんな日本のマーケティングシーンを解決する方法を編み出した!
みんな平和に仕事したい。そんな願いを叶える方法はまた次回。

次回、明日以降!記事が完成した日の17時ぐらいに公開「これをやればマーケティングは99%失敗する確実な方法」
商材のよさをPRしても売上でない地獄を解脱するソリューションも公開!

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