《私は悲しかったんだ》城塚翡翠のひとこと。響く。
『霊媒探偵城塚翡翠』という推理ドラマの続編、『invert 城塚翡翠 倒叙集』の初回を逃してしまった〜。
ので、TVerで観ていました。
何というか、犯人を先出ししてストーリーが進んでいくのを『倒叙』というらしい。
今風に言えば『ネタバレ』かな。
(※劇中のセリフはだいたいです)
主人公の女探偵城塚翡翠が『隣室に引っ越してきた女性』として殺人犯に近づき、最終的には犯人に白状させてしまうというストーリーでした。
犯人は犯行を自白したあとに
『…うそでも…僕は翡翠さんと一緒に過ごせてよかった。』
『…わたしはそうでもありませんでした。
あなたはわたしの外側にだけ興味があったのです。
あなたはわたしの職業や趣味を訊ねませんでした。
内面には興味がなかったのですよね。
…次、女性とお付き合いするときはお気をつけになったほうがよろしいかと。』
…やっぱり。
実は私もいま距離を置いている彼氏に訊かれなかったのだ。
初デートで彼は3時間しゃべり倒して、私に対しての質問は何ひとつなかった。
ホントはこの時点で『…あれ?』と私は気づいていた。
それも半年間近づかなかった沢山の理由のひとつだった。
私に静かに雷を落とされた彼氏くん。
あれから2週間。
私からようやく連絡があったのが気に食わなかったみたい。
私に注意されたのも、うんざりしているみたい。
(みたい、だから確認は必要だけど)
いままでほぼひきこもりだったのはわかったよ。
私もひきこもり経験者だから、ひきこもりにならざるを得ないときもあるって思うよ。
ひきこもりだったことは仕方ないことだと思うよ。
だけど、何でもかんでも
『俺 経験ないから(ゆるして♪)』
『俺は無知だから(ゆるして♪)』
では……私は苦しいよ。
…苦しかったよ。
だって、私がいま生きているこの瞬間は。
『いま』は『いましかない』から。
あなたにとっての『いま』も、
私にとっての『いま』も、
どちらも大切なんだよ。
私にとっての『いま この瞬間』まであなたの練習台にされている感じが堪らなく悲しかった。
『経験ないから(ゆるして♪)』
それを言われるたびに、何か釈然としないものを感じていた。
彼は❝子供部屋おじさん❞だから若くはありません。
ほぼアラフォーの私と同年代💧
わかった。
私は彼が私を『経験豊富な頼れるお姉さん』として見ていることは構わなかったんだ。
ただ、『だから許してくれるだろう』は嫌だったんだ。
『経験の無い僕を許して♪』
と甘えられるのがきつかったんだ。
おかしな話だけど、いま私は『彼に嫌われたな』と思っている。
思っているし、そのせいでちょっと背中が引きつっている。
怖いんだと思う。
自分が嫌われることが。
だけど、だけど…。
私は『あなたの練習台じゃない』の。
あなたが常識を身に付けるための練習に私を使われては、悲しいの。
嫌です。
本当に嫌で、悲しい。
あなたがご家族から可愛がられて育ったから、あなたもわりと穏やかな性格をしてるのはわかってます。
やさしいひとだと思っています。
それでも、
私は悲しかった。
こう思えるのってスゴイこと。
毒親サバイバーで虐待サバイバーの『愛着障害』もちにとって、スゴイこと。
別れるかどうかはわからない。
まだあれから会ってはないから。
私はTVなんかに左右されまくりなところあるけど、
翡翠さんの
『あなたはわたしに職業や趣味を訊ねませんでした。』
これに思い当たる節がありすぎて…。
色々と納得している。
まだ答えを出すには早いけれど。
どうするかはわからないけれど。
自分が『練習台にされている感じ』がとても悲しいと気づけた。
…強くなったなぁ私。
背中は痛いけど、大丈夫。
悲しかったよね。
嫌だったよね。
痛みはとりあえず薬でなんとかできるからさ。
引きつる感じがもう半日はあるから、薬飲んでおこうね。
大丈夫。
仕事は見つかったんだし。