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愛のひとつはあなたが教えてくれた

2日ほどかけて、好きな人と揉めてしまう原因を深掘りして、自分なりの答えを出した。

そして、2人で話し合いをすることに。

もともと夜ごはんを食べに行く予定だったから、''その時に話そう''となっていた。

大事な話をする時は、おいしいご飯があるといいね。


いつも2人で飲む街。

この街の思い出が、どんどん彼になっていくな〜

それぞれ仕事終わりに待ち合わせ。

揉めた日はほとんど目も合わせなかったから、3日ぶりくらいに彼の顔をちゃんと見た。

やっぱりかっこいい、、
そして相変わらず、わたし好みの服を着ていて、頬が緩む。

なんとなく、ぎこちない距離感で会話をしながら、予約していたお店へ。


ごはんがとても美味しかったので、ごはんの話や、仕事の話をしながらお酒を嗜み、1時間は経っていたと思う。

''気になったことはさ''

彼が切り出してくれた。

やはり、わたしの態度、言い方が気になったらしい。
ただ、わたしにも言い分はあった。
先に、強い口調で発言したのは彼だから。(と、わたしは思っているから)

''これも、どっちが先かっていうところだよね。お互いがそう思っちゃってる。''

わたしたちは、気質が似ている。
似ているから、こうしてぶつかるんだろうな〜というのも容易に想像がつく。

でも、''仕方ないよね''とは思いたくなくて
わたしは、わたしが考えてきたことを伝えた。

''まず、問題解決の方法が間違っていたことに気づいた。
あなたの機嫌を直すことにフォーカスして、本当の問題に向き合えてなかった。
お互い、距離をとって冷静になる時間が大切だし、距離をとっても仕事や生活に支障がないこともわかった。
あなたが、「hnの謝罪は卑屈に見える」と言っていた理由もわかった。''

''そして、言葉がきつくなってしまうのは、わたしの心の問題。
些細なイライラをぶつけてしまっているんだと思う。
イライラするのは、満たされていないから。
自分は頑張ってるのに、あの人は、、とか、こうしなきゃ!みたいに自分を縛り付けて生きているから、苦しいんだと思う。
幼少期の家庭環境の影響もあると思う。
満たされたい時に満たされなかった。
それを認めて、自分の心を緩めていこうと思ってる。''

こんなに上手く話せたわけではないけれど、ざっとこんな感じ。

彼の考えもおもしろかった。

''お互い似ているところがあるから、すごくよくわかる。
でも俺は、時間が経ったからイライラが消えるわけじゃない。それはずっと残る。
思い出したら同じ温度でイライラする。''

怖いって(笑)
でも、繊細なんだな〜と思うし、トゲトゲしながら生きている感じが可愛らしく思えてしまう。
その棘も丸ごと包み込みたいと思う。

彼にもきっと、そういう生き方をするしかない環境があったのだろう。

''家庭環境のせい、ってわけじゃないけど、影響はあるだろうね。自分がそれで納得できるならそれでいいと思う。
俺はできないから。そうやって変わろうと頑張れるのはすごい。''

''そうだったんだね、頑張ってきたんだね''みたいな包容感を求めていたのだけど、彼の反応は思っていたよりドライで、根本から受け止めてくれていないような感覚は残ったけれど
まあ、わたしが変わると決めたのだから、それでいい。

彼に合わせるためではなく、未来のわたしのためだから。


実際に、わたしは心を緩める練習を少しずつしていて
普段ならイラっとしてしまうことを
''わたしも同じことをしていいんだ''
と変換するようにしている(いいのかな?これは)

もちろん、法的に良くないことはしないし、マナーやモラルは守りたい。
でも、今まで頑張ってきたから、これくらいいいじゃん?と思うようにすると、心が楽になるし、イライラしない。

そうして、生きやすい方法を模索しているところ。


彼との話し合いがうまくいったのか、これからのわたしたちが揉め事を減らしていけるのか
まだわからないけれど
話せてよかった!という気持ちだし
自分の心と向き合うきっかけを貰えてよかった。

話し合いの後の彼はいつもより少しだけ甘えん坊だった。
そんなところも愛おしい。

普段は彼から何か誘ってくれることはほとんどないのだけど
珍しく楽しそうな提案をしてくれた。

少しだけ、関係が深まったのかな?


彼の腕に包まれる安心感は何にも変えられない。

''悲しかったでしょ、ごめんね''
''悲しかったよ、わたしもごめんね''

''「もう嫌だ」って言われちゃうかなって思った''
''わたしもだよ''

''いつもたくさん考えてくれてありがとうね''
''こちらこそ、時間をかけてくれてありがとう''

これにてちゃんと仲直り。


わたしたち、きっと似ているよ。

だから、棘を向け合うのはもったいない。
わたしは彼の棘も包み込みたいし、彼に棘は向けたくない。

そして、未来のわたしが穏やかに過ごせるように
わたしの心と向き合っていくよ。

またひとつ、彼から大切なことを学んだ日でした。

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