初任1年目、特別支援担任ガチャで壊れる教員①
年末年始、同じ初任1年目の教員仲間たちに会いました!
その友人との時間はあっという間に過ぎさっていきました。とても楽しい時間でしたが、友人と話していてやはり腑に落ちないことがあります。
それは、「中学の教科枠で採用されたにもかからず、初任1年目はその教科を持てず、特別支援学級担任を持たされること」です。
私はこの問題を何回かnoteに投稿してきましたが、色々な人の情報を得る度に「おかしい」という気持ちがどんどん強くなっていきました。
そのため、今回はその気持ちを「誰かに届いて欲しい、社会が変わって欲しい」という願いを込めて投稿します。
この記事の前提として、
①特別支援教育を否定するものではないこと
②文部科学省では採用後10年以内に特別支援教育を複数年担当するように通知されていること
を最初にお伝えします。
その1「中学社会採用、情緒学級担任の私」
私は2024年採用の教員採用試験(北海道)を受検しました。
「中学社会」は他の教科と比較すると倍率が高く、大変であるという話を大学生の時に聞いていました。そのため、倍率が低い小学校で受検をしようとした時期もありましたが、「中学校で社会の授業を指導したい」という思いが強く、中学社会での採用を目指すことにしました。
中学社会の採用を目指すために、一生懸命勉強し、東京アカデミーの講座を複数受講し、大学の先生に面接練習を何度もしていただきました。
その結果、中学社会の教科枠で採用をいただき、4月1日付で確実に赴任できるA採用で内定をいただきました。
しかし、2024年3月に赴任校から電話が来て「今年は社会を指導できないこと」、「社会の先生が余る状況が2年続くこと」、「特別支援の先生をお願いしていたこと」を伝えられました。
この状況を知り、私は愕然としました。A採用なのに、どうしてこんなことになるのか分かりませんでした。
4月から情緒学級担任となりましたが、免許外の授業を複数持たされ、毎日フルコマの授業が続きました。
・こんなことをやるために私は中学校の先生になったわけではない。
・情緒学級でこき使われるために、教員になったわけではない。
・情緒学級も担任であるはずなのに、通常学級の先生方に見下される。
・免許外の授業をしているのに、全く報われない。
・情緒学級担当の先生の1人が情緒学級在籍の生徒との関係構築ができず、その尻拭いをする。
・管理職のフォローが全くない。
こんなことが続き、私は10月に適応障害を発症しました。1月となった今でもこの症状に苦しみ、戦っています。
来年度からは「1年生の担任」と「社会の教科担当」になる計画でしたが、体調不良により、この計画はなかったものになりました。
今でも教育委員会や勤務校、管理職に対する恨みは消えません。
この1年を無駄にした感覚が強くあります。もちろん学べたことも多くありますが、それでもこの1年は何だったのかと思う時が多いです。
こんなことを他の新採用の教員にもしていたら、教員が足りなくなるのも当たり前です。
「これ以上、初任1年目教員を追い込まないでください」