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HIU公式書評ブログ Recitation

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堀江貴文イノベーション大学校(HIU)公式の書評ブログの朗読版です。 HIUメンバーによる書評を音声にしてお届け! この度、音声配信プラットフォームhimalayaが音声アップ…
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2021年12月の記事一覧

書評__アウトプット_への道に光を照らす__結局_人生はアウトプットで決まる

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超一流ソフトウェアエンジニアである中島聡氏が自分の経験をもとにアウトプットの方法論を語る…

書評_自慢の弟を紹介します__頁をめくる音で息をする

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本書は広島県尾道市にある開店時間23時の古本屋「弐拾db(ニジュウデシベル)」の店主、藤井く…

書評_われわれは他者を愛することによってのみ_自己中心性から解放され_他者を愛する…

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「自分はアドラーを知っている」と語る人の大半は、その教えを誤解しています。真の理解に近づ…

書評_俺の安息の場所は_戦いの中にしかないんだ__装甲騎兵ボトムズ_III_サンサ編

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「どこだ・・・・・・ここは」 追い求めたフィアナをその手にし、キリコ・キュービーは神聖ク…

書評_働き方はたくさんあるからね__未来の働き方を考えよう

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この作品の著書ちきりんさんに、今私はハマりまくっている。そこらへんに落ちている常識を全力…

書評_水の音を楽しみながら水を飲もう__丁寧道_ストレスから自由になれる最高メソッド

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書道家武田双雲の著書である。丁寧と聞いて何を思い浮かべるだろうか? この著書における丁寧…

書評_パリでもっとも有名な日本人が送る__レ_ロマネスク_TOBIのひどい目_

とにかく唖然とする。とにかく笑う。そしてなぜか元気になる。人の不幸は蜜の味と言うが、そういうわけではない。あまりにも突拍子もないことが人生に起こり、それに向き合う姿が滑稽であり微笑ましいのだ。家から盗聴器が出てきたエピソードなんて気になりません?(笑) レ・ロマネスクはボーカルのTOBI氏とアシスタントのMIYA氏からなるポップデュオで、かつフランスで有名な日本人である。嘘ではない。ズンドコ節に合わせてパリの街がいかに汚いかをフランス語で歌い、ブーイング後、拍手喝采をあびたフランス帰りの小粋な二人組である。本著はそんなボーカルのTOBI氏が自身に起こった数々のひどい目について書いた自伝である。(そう、つまりすべて事実!) そもそもTOBI氏がフランスに渡ったのは日本で就職する会社がどんどんと倒産したためである。人生を変えようと思って渡ったのがフランスであった。フランスに渡っても銀行強盗に拳銃向けられたり、その強盗に数日後地下鉄でばったり会ったり、気が付いたら大西洋を漂流したり、などなど話題に事欠かない。 論者の最も好きなエピソードは家から盗聴器が出てきた話である。そもそもこのパリのアパルトマンは亡命ロシア人から借りたという時点でおかしい。ここがTOBI氏のおもしろいところで、彼はいたって真剣で真面目に考えて選択しているのだ。お金がないからたまたまいただいたありがたい話を受けた。その後007のようなドラマティックな展開に巻き込まれるのはTOBI氏の引き寄せ力ゆえかもしれないが。 忘れないように伝えるが、レ・ロマネスクはポップデュオである。つまり歌手である。ぜひ彼らの歌を聴きながら本著を読んでいただきたい。読み終えた後に人生ってなんてばら色ですばらしいのだと自然に思えるようになる。ラ・ヴィ・アン・ローズ! レ・ロマネスク TOBIのひどい目。 作者:TOBI,奥野武範 青幻舎

書評_エクセル方眼紙を卒業しよう__データ分析の大学_10年先も揺るがないビジネススキ…

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本書はデータ分析について勉強したいが何をしてよいのかわからない。そもそもデータ分析とはな…

書評_ここへ来たのは_なにもかも忘れるためだ__装甲騎兵ボトムズ_II_クメン編

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「気の狂うような熱さと湿気、熱病と死を運ぶ虫共、緑に塗り込められてはいるが・・・・・・こ…

書評_病院のMSWってなんなのだ__ビターエンドロール

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「病気になった時に傷つくのは肉体だけではない。」かなりキャッチ―である。 日本国憲法第25…

書評_自分の人生をゼロからスタートしてみれば_思いがけない新たな扉が開くはず__マン…

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本書は、発売後8年間売れ続けている『ゼロ』の漫画版。幼少期の誰とも同じように、思うように…

書評_SEOは完全無視___Chikirinの日記_の育て方

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社会派ブロガーちきりんさんのブログ「Chikirinの日記」がどんな風に成長していったかを赤裸々…

書評_辛いのは幸せの一歩手前_ツイていると思うからツイている__夢の実現_ツキの10カ…

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著者は自分の望みを次々と叶えてきた。憧れの俳優や女優に会う。おもちゃ博物館を作る。小学生…

書評_スペースブローカーはいらないよ__広告ビジネス次の10年

本書は2014年に初版が発行されている。その後3年の間の出来事は加味されたものではないが、それでも主張は的を射ている。広告マンの8割はいらないという主張には同感だ。しいていえば8割というのはいささかの配慮が感じられる。 広告マンとは営業職だけではなく、広告を扱う会社に属する人材全員だ。スペースブローカー思考を脱却できない広告マンにはっきり言って未来はまず無い。現状維持はつまりは相対的な価値を下げることを意味する。大きな変化の一つはメディア事情だろう。 広告代理店の序列を決定づけていたものの一つがマスメディアの広告枠の保有量だ。しかし現在はどうだろうか。“テレビや新聞に影響力がある”という主張に、違和感を覚える方は少なくないはずだ。もちろんその価値がなくなったわけではないが、相対的には低くなっているのだ。理由はもちろんインターネット、さらにはスマホの普及が大きい。 ニュースサイトやSNS、動画サイトなど、世界は非同期で情報収集ができる環境に変わった。個人は、好きな時間に好きな場所で好きな情報を好きな人から得ることができるようになったのだ。見たくない情報を拒むことさえできる。一方で、決まった時間にその場にいる必要のあるテレビや満員電車では邪魔にしかならない新聞など、情報を得るための時間的なコストや精神的コストの高いメディアは敬遠されていく。 今でもムーブメントを起こすにはマスメディアは有効だろう。しかし有効と思われる目的範囲は今後さらに限定されていく。マスメディアが役割を奪われるというよりも、過剰に担っていた役割を適したメディアに返還するという表現が正しいかもしれない。これら広告業界におきたことは高生産性シフトだ。最良のターゲットに最適なメディアで最適な伝え方を、それらは最小限のコストにて要求される。その時に広告マンはメディアの枠売りではいけない。市場は売り手の論理から買い手の論理が幅を利かせている。買い手市場はどのような論理で動いているのか、興味があればぜひ本書を手に取ってほしい。 広告ビジネス次の10年 作者: 横山隆治,榮枝洋文 出版社/メーカー: 翔泳社 発売日: 2014/05/15 メディア: 単行本(ソフトカバー)