天然温泉 なにわの湯(浪速の湯♨️)#3 via 大阪駅前ビル酒場放浪
以前、梅田ダンジョンについてnoteに記載しましたが、数ある梅田地下の商業施設の中でもダントツでお世話になっているのは大阪駅前第1~4ビルです。
この4つの昭和なビル群の地下1階と2階には約600のお店が存在すると言われており、その中でも居酒屋が多数を占めているような印象を持っています。
特に地下2階は天井が低く、その中に犇めく様々なスタイルの居酒屋群の雑多性、ケイオス性、ワクワク性、何処から切り取っても日本有数の銘酒場クラスター感が満載です。
かつての旧き良き香港で存在したと言われている、九龍城がどんなものかは全く知りませんが、大阪駅前ビルの地下空間も決して大敗はしないであろうと考えています。
あ、でも大敗しそうですね、やっぱり笑
同じセグメントの店舗が集積すれば必ず起きるのは競争です。
この梅田ダンジョンの南部を構成している空間でも例外ではなく、殆どが庶民的な価格、もしくは、質に対する割安感でメニューが提供されています。
もっともプライシングについては、以前にnoteで記載した天六~天満と比較すれば若干の見劣りはありますが、彼の地が国内最強クラスの原価クラスターであることを考えると、申し分ない価格設定だと思われます。
今回はこのような大阪駅前ビルについて記載したく思います。
普段の生活で駅前ビルに行く(で呑む)機会は下記の2つのパターンです。
◆平日の夜:夜に梅田で用事がある時に週1回程度の割合で訪問
◆土日の昼~夕方:退屈な時に自宅からの散歩先として訪問
特に後者については、真夏や真冬、雨天時のような野外での活動が憚れる時の訪問先として、図書館と双璧をなしています(家でジッとしているのが苦手なタイプです)。
昨年の夏、自宅から駅ビルまで日陰と地下のみを通って徒歩で行けるルートを開発して以来、心理的により一層近しい存在となりました。
下記はそんな駅ビルの中でもよくお世話になっている8店舗となります。
※店名の後は(場所/立or座/瓶ビールの種類/支払い)です。
タチノミエイトさん
(2ビルB2/立/赤星/PayPay)
今年度に開店したばかりのお店ですが、本町のお店には何度かお伺いしており、そのクオリティーを理解していましたので、第2ビルへの出店を心から嬉しく思っています。
という訳で、結構な頻度でお世話になっている立ち飲み屋さんです。
大瓶は赤星で、入口付近にある冷蔵庫から自分で栓抜きをして申告するスタイルです。
禁煙かつPayPay対応ってのも現代の居酒屋選択には重要となってきているような気がします。
様々な事情があることを重々分かっていますが、全ての居酒屋がそうなって欲しいと日々願っています。
もちろんカードが使えるようになるのも大歓迎です(交通系は・・・NGで笑)。
ちなみに、エイトさんの店名から今回は8店舗の選定としました笑
実は、数字に因んだ名前に憧れを持っています。
例えば、ベッカムさんの娘さん、ハーパーセブンさんなんてサイコーの名前だと思います。
学校では何て呼ばれているのか気になります。
おか長さん
(3ビルB1/座/サントリー生/PayPay)
第3ビルのみに2店舗というスーパードミナント戦略を採られているお店です。
具体的には地下1階と2階にあるのですが、普段お世話になっているのはPayPayが使える前者です。
後者はキャッシュのみとなりますが、大瓶の栓を抜く時にポンッ!という音を出してくれるので楽しめます。
コチラは座りのお店ですので、ユックリと呑むことができます。
最近、QRコード注文の居酒屋が増えてきましたが、コチラにも導入され、自分のペースで注文することが可能となりました。
特筆すべきメニューは魚のアラ煮で、とにかく量が多いので注意が必要です。
銀座屋さん
(1ビルB2/立/赤星/キャッシュ)
日本で一番赤星を売るお店との噂がある第1ビルの雄です。
いつもトテモよく冷えています。
その赤星と同じく定番なのがギュウタタ(牛タタキ)で、殆どの方が注文されています。
そして、活気という点では駅前ビルでも有数のdb(デジベル)を記録するのではないでしょうか。
それほどの人々の喜(怒哀)楽パワーで満ち溢れています。
近年は行列を見かけることも多くなりました。
今後もその合間を縫ってお邪魔し、「アカホシとギュウタタください~」と唱えたく思います。
ちなみに、天満駅前にも同じ名前のお店がありますが、系列であるか否かは分かりません。
夢ごりらさん
(1ビルB2/立/ドライ・マルエフ/キャッシュ)
一風変わった屋号を付けられているお店ですが、中身はホンモノです🦍
開店当初から話題となり、今でも行列必至です🦍
コチラの特徴は立ち飲み屋を超越した料理の質です🦍
個人的には鉄火巻がベストで、もちろん肉厚のマグロも素晴らしいのですが、それ以上に海苔が美味しいのです🦍
行列店でお世話になる時はどうしても食べ過ぎてしまい、翌日まで苦しくなってしまうことが玉に瑕です🦍
徳田酒店さん
(3ビルB1/座/赤星・クラシックラガー・ドライ・サントリー生/カード)
京橋に本店がある座りのお店ですが、駅ビルだけで5店舗もあります。
その他、梅田にはルクアのバルチカとホワイティうめだのNOMOKAにもあります。
これら7店舗の徳田さんの内、最もお世話になっているのは、第3ビル地下1階のお店とバルチカのお店となります。
その理由は分かりませんが、前者は昔からよく行ってましたので落ち着くというか、そんな感じです。
後者は、キラキラとした梅田で用事がある際の休憩時にお世話になっています。
いずれのお店でも、アテ(ツマミ)の注文は今日のおばんざい一択です。
いつも4種類ほどありますが、何でも美味しく安価でいただくことができます。
大瓶の銘柄は何種類かあり、大抵はサッポロさん→キリンさん→アサヒさんの順番でいただきますが、サントリーさんに行き着くことはありません。
何故ならサントリーさんは、少なくとも大阪の中では廉価版大瓶としてのブランドを築かれていますので、他と同価格での注文は遠慮してしまうからです。
しかしながら、トリプル生が売り出された時にはセール価格での提供でしたので、毎回サントリーさんでお世話になっていました笑
七津屋さん
(2ビルB2/立/サントリー生/キャッシュ)
上述のおか長さんとは同系列のお店で、コチラは立ち飲み業態となります。
本店は恐らく京橋の立ち飲みストリートのお店で、七津屋さんとしてはホワイティうめだにも、おか長さん(寿司ver.)としては三番街にもあります。
コチラの系列おお店ですが、直営とフランチャイズがあると噂されており、同じスタッフの方が出入りされているお店は直営ではないかと思われます。
駅ビルの七津屋さんとしては、第2ビルと第3ビルにあり、双方とも大人気ですが、個人的には前者の方が好みです。
系列店舗全店で金曜土曜は「あ金土の日」ということで、大瓶が安くなります。
最近、双方のブランドで天王寺にも進出され、恐らく界隈で強力な価格破壊を実行されているのではないかと思います。
あ、同じ梅田のホワイティの七津屋さんや日本橋の七津屋さんでもよくお世話になっています。
庶民さん
(1ビルと2ビルと3ビルのB2・4ビルのB1/ラガー中瓶/キャッシュ)
庶民さんを初めて体験したのは京都(大宮)の本店でしした。
何というか、年始の大阪天満宮界隈のようなギュウギュウ具合で驚いた次第です。
その後、京都へ行く度に(わざわざ)大宮へ寄っていたのですが、突然、京橋に支店が誕生した時は本当に驚きました。
しかも、中瓶ではなく大瓶スタイル(ストロング大阪スタイル)での進出でした。
当然ながら、全米のファンが一度に京橋の立ち飲みストリートへ詰めかけましたので、瞬く間に行列店となりました。
その後、順序は忘れましたが、天満、駅前ビル、西中島南方、十三、高槻と出店エリアを拡大されるに連れて落ち着いてきたように思います。
その間、コロナや中瓶化、激安メニューの値上げ等、様々な重大インシデントがありましたが、今でも変わらずの大人気店です。
さて、大阪駅前ビルの庶民さんですが、第1ビル~4ビルで1店舗ずつあります。
こんな律儀な飲食店って他にあるのでしょうか笑
基本的にどの店舗でもクオリティーは全く同じですので、本稿では4店舗とも記載します。
それではまず第一ビルの庶民さんからです。
コチラではオリジナルメニューである鳥の塩焼きが外せません。
次は第2ビルの庶民さんです。
ビルは異なれど、第1ビル店と同じ最南部の通り沿いの南側にあります。
北新地のイメージとは真逆ですが、もっとも北新地に近い庶民さんと言えるでしょう笑
続いて第3ビルの庶民さんです。
すぐ近くに、ぶとう亭さん(洋食)、うどん棒さん(讃岐うどん)という大行列店がある為、よく庶民さんの前でケイオス状態になっている風景を見ます。
居抜き物件としての特徴か、前方に小さな鏡がありますので、自身の立ち呑んでいる姿を客観視することができます。
タマに他の方のインスタ投稿で自身の立ち飲んでいる後姿を確認することもありますが笑
最後に第4ビルの庶民さんです。
コチラのみ地下2階よりも天井が高い地下1階にあります。
それが理由かもしれませんが、物理的に最も明るい店舗となります。
個人的には、自宅から最も近い駅ビルの庶民さんとなります(駅ビル以外では天満店です)。
ちなみに、最も雰囲気のある店舗はコの字カウンターを持つ十三の庶民さんです。
一方で、最もノンビリできる(空いている)店舗は西中島南方の庶民さんです。
そう言えば、お店のサインで揉めていた?件は解決されたのでしょうか。
いなせやさん
(3ビルB1/立/ドライ/PayPay)
「立ち飲みなのに座れる」という夢のような命題を解決されているのが京都ご出身のいなせやさんです。
いわゆる今風のお店で、昭和な香りが一切しないネオ立ち飲み店です。
奥にある座り飲みスペースは、表の立ち飲みスペースよりも広大で、一度お世話になると病み付きになります。
ここで初めて、自身の立ち飲みスタイルへのモチベーションが価格であることを知り、頬を赤らめてしまうのです(否定はしません)。
最近、天満で座り飲みを併設されている立ち飲み屋(立ち飲み併設の座り飲み屋?)が出来ましたが、座り飲みにはチャージが必要となっています。
しかしながら、いなせやさんではノーチャージです。
この点においても相当の価値があるのではないでしょうか。
それでは今回も実践と行ってみましょう!
まずは自宅から徒歩で、おか長さんinです!
次に、タチノミエイトさんでお世話になります。
酔い時間となってきましたので、お散歩の後、なにわの湯さんでお世話になります。
♨️♨️Only源泉槽Only♨️♨️
♨️後は自宅で三重の銘酒からの〜🍶
スコッチのお湯割〜🥃