ムツェンスク郡のマクベス夫人 * 読んだ
ChatGPTにイメージ画を描いてもらったら、ゴシック調のオドロオドロしい感じになったが、まあ良いとしよう。
読んだのは青空文庫。
概要
ドストエフスキー臭のある、サイコパス女が恋した男のために破滅する話。
感想
オペラとの相性が良い題材なのかもしれないけれど、内容はあまりにも極端すぎて、現実味を感じられないことは否めない。だからこそ、エンタメになるのだろうが。
格差社会,拗らせ愛憎,そしてソックスというモチーフが、三島由紀夫の『愛の渇き』を彷彿とさせられた。
2年も前に読んだのだが、この作品を読んだ後から、ロシアや西洋文化の本質を理解するうえで重要な、聖書や神話を読んだため、いま再読したらもう少し深く読み込めたかもしれない。
とりあえず、2年前の読書メモとしての感想である。