しお

日々過ごしていると、たくさんの疑問が生まれてくるでしょ。みんな、言わないだけで。

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日々過ごしていると、たくさんの疑問が生まれてくるでしょ。みんな、言わないだけで。

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「なお空気抵抗はないものとする」世界に行きたい話。

ガソリンスタンドで働くあの人の会いたくて、意味もなく30kmも車を走らせたり、クリーニング屋のあの人に会いたくて、わざとスーツにアイスを零すような恋愛が好きだった。 用があるから会うのが知人で、用もなく会えるのが友達、用を作って会いに行くのが好きな人だと誰かが言っていた。 最近の世界はつまらない。 用を作るのが難しい世界が出来上がってきちゃったから。 疫病は、人々の生活を脅かす反面、技術の進歩を加速される反作用がある。まさしく、「破壊の後の再生」だ。 物事の大半は、現実

    • 行ってしまった最終列車をホームでずっと待っている。

      いつもより1駅手前で降りて、ゆっくり帰ろう。 そう思うことが、心の余裕なんだと思う。 自分の人生のモットーは「どんなときも、心に余裕を、顔に笑顔を」 「よく笑っていていいね」と初対面のときに言われたの、地味に嬉しかった。 持病でこの世を去られたのが残念だ。落ち着いたら、お墓に手を合わせに行きます。 どんなに忙しい時でもにこにこしている人が身近にいた。 不思議だったから聞いてみた。「どうしてそんなに笑っていられるの?」 「特に意識してないけど、イライラしても忙しさは変わら

      • 「どうして冬が好きなの?」「君と初めて出会ったのが冬だから。」

        寒いし、乾燥するし、いいとこなんてないと思っていたけど、少しは冬が好きになれた。 次の年、キミが「夏が好き」と友達に話してるのを聞くまでは。 肌寒ひ日が続いた。 温室育ちの自分には劣悪な環境だ。 体調がこころなしか良くない。というか悪くなる前兆がする。 そんな日々、冬を感じた。 肌寒いと、寒かったときにくれた温もりを思い出してしまう。 迷惑な話だ。 自分の周りに、「この人、冬っぽいな」とか「春みたい」な人っていないだろうか? もしくは冬になると思い出す人とか、夏の暑い日

        • 雨で始まる映画、ラストシーンはだいたい晴れてる。

          将来、まかり間違って映画監督をやることになったら、エキストラやモブキャラにもすべて名前をつけてエンドロールで流して、観客を困惑させたい。「こんな人出てたっけ。。?」「この人はだれ?」 昔から、「教師A」とか「通行人B」とか「警官C」といった表記に違和感を覚えていた。 実写なら演じる人が、アニメなら吹き込んだ声の人がいるのに。 名もない役を演じるのは、少しだけ虚しくないのかなって考える。 幼稚園の劇で「木」の役のような、虚しさが。 だから命を吹き込む役には、名前を授けたい

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        「なお空気抵抗はないものとする」世界に行きたい話。

        • 行ってしまった最終列車をホームでずっと待っている。

        • 「どうして冬が好きなの?」「君と初めて出会ったのが冬だから。」

        • 雨で始まる映画、ラストシーンはだいたい晴れてる。

          眠るとき、明日が来る確証はない。

          今日はいい日だった。 数年分が報われた気がする。 自分を誇ってもいい瞬間な気がする。 そんな一日だった。 さて、昨日の記事のタイトルはオールナイトニッポンの55周年新ジングルの歌詞から引用した。 星野源の音楽性も流石のものながら、やはり短い詩が好き。 深夜ラジオっていいよね。 テレビのように遠すぎず、SNSのように近すぎない、顔の見えないパーソナリティと名前も知らないリスナーの距離感がとても心地の良い。 スマートフォンを手にする前は、ウォークマンで音楽を聞いていた。

          眠るとき、明日が来る確証はない。

          眠れない夜を眠らない夜へ。

          自分の人生、知らずしらずにコンピュータに支配されつつあると感じる。 いや、決して陰謀論の話はしていない。 高度に発展したインターネット社会は、情報過多の時代とも言える。 昔は、有名になるには努力して足を使って、テレビやラジオに出るほかなかった。 今はYoutubeを始め、動画投稿サービスに家庭用のカメラで撮影して、誰もが持っているPCで編集して、アップロードするだけで有名になれる時代になった。 つまり「誰でも有名になれるプラットフォーム」が拡大したのだ。 さて、そうなる

          眠れない夜を眠らない夜へ。

          ろうそくは消えるその瞬間、少しだけ明るくなる。

          「灯滅せんとして光を増す」 ろうそくは消えるその瞬間、少しだけ明るくなる。 これは本当。ロウがなくなって、芯が燃えるからだそうだ。 昔の人は、非常に聡明で、これを人の人生に見立ててことわざにした。 すなわち「人が死ぬ直前は少しだけ容態がよくなる」と。 歳を重ねるごとに、小さな命が生まれるところを見ることも、この世からあの世界への引き渡しを見届けることも増えてきた。 この言葉に思い当たることもある。 命ある生き物って不思議なチカラがあるのでしょう。 何かを辞めようとす

          ろうそくは消えるその瞬間、少しだけ明るくなる。

          昔はよかったと、毎年言い続けてる。

          Tiktokをインストールするタイミングを逃して、この先もインストールする可能性が消え去った。 そもそもこんなに長続きするサービスだと思っていなかった。 時代を読み間違ったことに、年齢を感じた。 いや、なんでもかんでも年齢のせいにするのは蛇足だ。 これでも何年かは生きている。 Vineが世の中で流行り始め、時間も立たずに消えていったのを見ていた。 そもそもVineを覚えてる?知っている? 6秒のショートムービーに特化したSNS。 気がついたら世の中で流行っていた。 6秒

          昔はよかったと、毎年言い続けてる。

          失言ほど残り続けてしまう悲しきこの都に。

          「バーボン、ロックで」 彼は決まって一杯目にそう頼む。 そんな風に思われたかった。誰かの小説に書かれたかった。 実際には難しい。 きっと自分は気分屋だから、「いつもの一杯」はないし、そもそもロックで飲めない。 というかキャラに合わない。 「キャラメルラテ あっホイップ多めでお願いします」 くらいがちょうどいい。 敷居の高い店には、未だに一人で行きづらさがある。いや、生きづらさもある。 子供のころは、隣町に行くだけで冒険だった。 知らない風景。 知っていても一人で来る、

          失言ほど残り続けてしまう悲しきこの都に。

          ぼーっと生きてたら、日が暮れてたし、世界が終わってた話。

          最近、セブンイレブンに行くとE,W&FのSeptemberが流れていて、9月を感じる。 「Earth,Wind & Fire - September(Official HD Video)」 言わずもがなの名曲。 クリスマスソングは、気が早いサンタクロースによって11月くらいから街中に満ち満ちていくが、Septemberはどういうわけかちゃんと9月にしか流さないので、好感が持てる。 この曲は、曲はじめに語感がいいから気持ちがいいと聞いたことがある。 詩を引用しよう。 つ

          ぼーっと生きてたら、日が暮れてたし、世界が終わってた話。

          人から感情を奪えば、ロボットの方が優秀になってしまう話。

          人は嘘で満ち満ちいている。 修辞法の中で、反復法が一番好き。 エヴァンゲリオンでは随所にこんなセリフがある。 旧劇では、使徒が 「それはあなたの心よ。悲しみに満ち満ちている。あなた自身の心よ。」とレイに話しかけ、 映画ラストで綾波レイが 「世界は悲しみに満ち満ちている。世界が悲しみ空しさが人々を包み込んでいく。孤独が人の心を埋めていくのね」 新劇では、 「この世界はあなたの知らない面白いことで満ち満ちているわよ。たのしみなさい。」とミサトがシンジに語りかけている。 あ、

          人から感情を奪えば、ロボットの方が優秀になってしまう話。

          寄り道をしない帰り道を選んだ日は、つまらない日だったんだろうな。

          目は口ほどにものを言うのは本当だと思う。 本屋で何気なく手にとった、心理学の本に「人は嘘をつくとき目が左上を向く」とか色々と書かれていた。 何かをするとき、無意識に瞳は動いてるらしい。 違う。そういう話をしたいのではない。 昔、縁があってまだデビューしていない俳優の舞台を見たことがある。 無論、演技はまだまだなもので、素晴らしいものとは言いづらいものであった。 ただ、未来を見ているのだけは伝わってきた。 それは演技じゃなくて、その瞳から。 世の中には素晴らしい「演者」

          寄り道をしない帰り道を選んだ日は、つまらない日だったんだろうな。

          明日を「明るい日」って書くのは、きっと何かの希望だと思うの。

          「好きな人と不幸になる幸せ」 遠い昔にどこかの小説の売り文句で書かれていた。 内容はヤクザの男性に恋をした女性が、共に過ごしていく決断をしたみたいな内容だった覚えがある。 すなわち、いい暮らしや世間的に生きる上では不幸になる選択をその女性はした。ただ好きな人と一緒になる幸せを除いては。 というのを一文で表すこの文が好きだった。 恋って不思議。 駆け落ちという言葉が世の中にあるくらい、周りの幸せと当人たちの幸せが必ずしも一致しないことが多々あるのだろう。 それを分かって

          明日を「明るい日」って書くのは、きっと何かの希望だと思うの。

          花びらを「散る」と表現したのは、正解なのか。

          ことしも夏が終わった。 終わってしまったという表現のほうが正しいのか? なんでスポーツは夏にやるのだろうという疑問は、たぶん一生言い続けている気がする。 人って苦しみながら頑張る人を見るのが好きなのは、どうしてなのだろう。 人から応援されるのが昔から好きじゃなかった。 自分が自分のために自分の好きなことをやっているのに、他人に応援されると、あたかも他人のためにやっていると錯覚してしまうからだった。 現代の学校教育における部活動で、「勝つこと」にこだわらない体育会系部活動

          花びらを「散る」と表現したのは、正解なのか。

          備忘録。

          自分の思ったことを、考えたことを、忘れないように。 文字に書き起こすことで、まとまりをつけられるように。 ただただ、そんな理由でnoteを書いていたい。

          備忘録。