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沢尻エリカ主演舞台 「欲望という名の電車」乗ってきました
公式サイトをみて「欲望という名の電車」テネシー・ウィリアムズだ!とタイトルを思い出し、チケット発券用のメールを検索して、無事にコンビニで発券。買ったのは去年だった。
あらすじやキャストを確認のうえ、娘(高校生)と観るのもアレかなーと思い、家族ではなく友人を誘ったのだった。
当日、箱は新国立劇場中劇場、東京公演の最終日に観劇。
ストーリーやキャストは公式サイトでご確認いただくとして、沢尻エリカ氏は好きだったので、生で観たいと思ったのが抽選に申し込んだ動機だった。
かつて大竹しのぶ氏が60歳時に演ったという、主役であるブランチ・デュボアのセリフは膨大であり、場面転換がなく画変わりしない構成なので、演者達は舞台中を動き回っている。
つまり、出演者にとってもハードな舞台だろうということ。
その中で、沢尻エリカ氏の声は誰よりもよく通り、感情が強まるシーンでも一言一句がハッキリと聞き取れたから、観客は誰ひとり置いていかれることはなかっただろう。
上手かった。
説得力がある美しさで、長い手足が舞台によく映えた。
セリフが膨大、というのは、ブランチが虚飾にまみれた女だから、嘘を喋り尽くすせい。
悲しい過去に苛まれた、本当の自分の顔を、男に見せないため。
いや、本当の顔すら嘘かもしれない。
でもみんなそれぞれに自分の正義を生きて、それはときに滑稽で、人間らしくもある。
だけどブランチの、一番愛した人が目の前で去った痛みが、他のどの愛も受け付けさせなかった。
乗ったのは「欲望」という名の電車だったのか。
舞台の最初の方で、ブランチが「あたしアルコール中毒じゃないわよ~」と言ってお酒を煽るシーンがあって、なんかドキドキしたのは私だけじゃないような。
ちなみに伊藤英明氏が演じるスタンリーは、徹底的に粗野で野蛮な男で、なかなかに悪いやつなんだけど、これはハマり役と思う。
大柄でムキムキなのが映えていた。
スタオベのカーテンコールをみて私は思った。
彼女はきっとこの仕事しかできない。
今後の活躍と、良き仲間に恵まれることを祈るばかりだ。
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劇場の花々の送り主に興奮した私と友人は、開演前にワインを飲みながら、私の先週のユーミン苗場の話や、友人の先週のテイラー・スウィフトのドームコンサートの話を楽しんだ。
それは良かったんだけど、開演してから第1幕がすごい長い。全部で3時間半の舞台。
開演前の飲食にはみなさんご注意を。
暗転のたびに、休憩まだ!?我慢できる!?ってソワソワしちゃわないように。
2月の盛大なお楽しみも終了したから、これで年度末まで仕事も頑張れるだろう?私よ!
友人と、次はKing Gnuか髭ダンのコンサート行こうよと決めたことだし。
外は寒く、冷たい雨。
今夜は温まる夕食を作ろう。