Udemy講師を始めるときに感じた心理的ハードルの越え方
こんにちは、Udemy講師のカトーヒサヨシです。
Udemyの講師を始めてかれこれ2年半ほどになりますが、初めから講師をやっていたわけではありません。始める時にはそれなりの抵抗がありました。
これからUdemyコースを始めてみようと思っている人にも同じような心理的なハードルがあるのではないかと思います。
そこで今回はUdemyコースを始める時に感じた心理的ハードルの超え方を解説します。Udemy講師に興味がある、自分にできそうな副業を探しているという方はぜひお読みください。
そもそも講師になれるのか?
よくある勘違いなのですが、Udemy講師になるのに特別な資格は要りません。コースを作るための手続きをUdemyのサイトですればOKです。
ぼくはもともとUdemyを自分の学習のために使っていました。Udemyのコースはどれもクオリティが高く、各分野の専門家の方がコースを作られています。だから自分のような一般人は講師になれないと思っていました。完全に思い込みです。
実際には、やるもやらないも個人の自由。審査も誰かの許可もいりません。
審査といえば、公開前にUdemyのコースの審査はありますが、コツさえつかんでしまえば難しいものではないので安心してください。
あまり難しく考えず、とにかく講師になるための手続きをやってしまいましょう。講師登録の仕方は公式ページに載っています。できるかどうかはその後に考えればいいんじゃないですか?
動画の収録・編集なんてやったことがない
オンラインコースを作るなら、動画の収録・編集は避けて通れません。やったことがなくても、何とか自分でやるしかない。
ここで注意すべきは、動画の収録編集スキルは手段であって目的ではないということです。目的はUdemyのコースを作ること。ここから逆算すれば、動画の収録・編集のためにそこまで高度なテクニックは必要ないことが分かります。
学習は最小限に抑えて、とにかく早くコースの作成を始めたい。そう思っているなら、思い切ってやることを絞りましょう。最低限必要なのは、「収録の開始と停止」「動画の保存」「音声と画面の調節」、あとは「動画の不要な部分を削除する」技術だけ。
これだけ分かっていれば、動画の収録編集は始められます。そう思ったらちょっと気分が軽くなりませんか?
ちなみにぼくはScreenFlowというソフトを使っています。
収録も編集も一つのソフトでできる
Macで使える
この条件を満たしたソフトだったからです。
Macユーザーなら断然ScreenFlowをおすすめします。使い方については、Udemyでコースを出していますので、そちらをご覧ください。
コースを作るネタがない
自分なりに専門分野を決めて、どんなコースが作れそうか考えてみると、案外作れるコースが少ないことに気がつきます。
がんばれば何とか1コースは作れるにしても、2本目からすでに怪しい。ネタ切れする未来が見えすぎて、一歩踏み出す勇気が出ないかもしれません。
これは考え方を変えましょう。そもそも自分の知っていることだけでコースが作れるとは考えないことです。
まったく知らない、経験もないことでコースを作るのは難しいですが、わずかでも経験があることならコースを作れるかもしれません。
知識は調べれば埋められますが、経験は無理です。知識のあるなしより経験の有無でコースを作るジャンルを選びましょう。
経験はこれから先も増えていくものです。ここに網を張っておけば、いずれ新しいネタが引っかかってくるはず。とにかく目の前の1本に集中しましょう。
作業時間がない
作業時間は作るしかありません。そんな時間はないと思っても、どこかに余った時間があるはずです。(なくても「ある!」と思って探します)
問題は「どこでその時間を取るか」です。
ぼくは当初、帰宅後の時間を作業にあてていました。1日仕事をした後なので、当然疲れています。だらだらしたい気持ちも容赦なく湧き起こるので、まったく作業になりませんでした。「明日にしよう」で終了です。
疲れている、休みたい、こんな気持ちを意志の力で抑えることはできません。精神力を鍛えても到底勝てない未来が見えます。
だから作業時間を朝に取ることにしました。朝なら疲れていませんし、ゆっくり休んだ直後なので休みたい気持ちも起こりません。
個人的に作業の大敵はYouTubeなのですが、どういうわけか朝からYouTubeを見るのはものすごく罪悪感があるので、これも抑止力になっています。
作業する時間は必ずあります。あとは作業しやすい時間帯を選んでください。
コースを作っても売れないかも
コースを作っても全く売れなかった。。。なんて想像するだけで怖いですよね? できればこんな事態も避けたいところです。
これを避ける方法はあります。
コースを作る前に調査をすることです。作ろうとしているコースにユーザーからのニーズはあるのか、そもそも一定の市場は存在するのか。これはUdemyをよーく見ているとわかります。
どうやって調べるのか知りたい方は、こちらのUdemyコースで詳しく解説したので参考にしてみてください。
コースが売れないとなんだか自分の存在を否定されたような気持ちになってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。ただコースが売れなかっただけです。あなた自身の経験にケチがつくわけではないので、怖がりすぎないように。売れなかったらまた次のコースを作ればいい。
それでもいきなり売れるイメージがわからないという人は、無料コースから作り始めるのがおすすめです。ぼくも無料コースから始めました。
ひどいコメントがついたらどうしよう
ひどいコメントがつくのも怖いですよね。でも安心してください。そんなことはまず起こりません。
コメントがつくこと自体めずらしいことだからです。さらにひどいコメントがつく確率は、ぼくの肌感ではコメント全体の3%あるかないか。
100件コメントがついてやっと3件あるレベルの話です。Udemyコースを作り始めたばかりの人にはまず起こらないと考えていい。
こんな発生確率の低いことを心配しても、仕方がありません。コースを作って売れてやっと初めてコメントがもらえる状況になります。そんな先のことを心配するより、最初の1本を作り上げることに集中しましょう。
ちなみにひどいコメントがつく頃には、いいコメントもそれよりはるかにたくさん集まっているはずです。だから本当に気にする必要はないんですよ。
以上、Udemy講師を始めるときに感じた心理的ハードルの越え方についてお伝えしました。とにかくやる。考えるのはやってからです。