「30代、最高のスタートダッシュを切りたい」と切望する、27~29歳のあなたへ。
少し前になりますが、こちらのツイートが炎上していたのが印象的でした。
賛否あると思いますが……実は私の場合「賛成派」なんですね。
私の肌感覚でも、学生時代までの差は20代でも十分に取り返せます。でも30代で生まれた差は、相当な覚悟がない限り……取り戻せないんです。
春が訪れ、新シーズンを迎えました。少し酷な話かもしれませんが、良きタイミングだと思うので、内省がてら筆を取ろうと思います。
かなり絞りますが、今回は28歳前後の方にぜひ読んでもらいたいです。ちょうど「30代、最高のスタートダッシュを切りたい」と思う時期だと思いますので。
私の周りにいる38歳、みんなちゃんとやってきた
今年で私は39歳になります。時折、大学時代からの友人や新卒で入社した野村證券の同期に会うのですが、各々でちゃんと成果を出しています。
起業や経営をしていたり、役職について部下を育てていたり。また家庭も築いており、昭和的な考えかもしれませんが「一般的な幸せ」を築いている人が多いんです。
考えてみると共通点がありました。20代、死に物狂いで頑張った人たち、だったんです。
課長や部長になった友人は、会社から求められることを愚直にやりました。時にモヤモヤを抱えながらも、会社や上司から与えられた課題を着実にこなし、成果を出してきた。
その恩恵を30代半ばあたりからもらえるようになる。20代の頑張りからくるリターンです。
泥臭く粘った20代
自分でこんなことを言うのもなんですが、私も20代は本当に頑張ったなと思います。
26歳の頃、父の病気が発覚し、柳井工業を継ぐことを決意。そこでの物語はこちらで語っているので、よかったらぜひ。
もともと「社長になりたい」という願望はあったものの、別に柳井工業で社長になりたいという気持ちはなくって。「とりあえず野村證券で10年は下積みをしよう」と腹を括っていたのです。
でもやるからには本気で、がポリシー。異業界ではありますが、上から現場から言われたミッションに全力で立ち向かっていきました。
そして35歳あたりに、頑張った分のリターンが来ます。社長になれただけではなく、「本当にやりたいこと」を実現できたのです。
現在、本当に尊敬できる方々と一緒にサウナ事業をはじめたり、太陽光発電事業にもチャレンジできています。
そして大切な家族と地元の大分から上京。妻と息子がやりたいことを叶えてあげられるくらい稼げるようにもなった。この幸せを守りたいと思っています。
残りの20代、どう生きる?
例に漏れず、今日も本題に入るまでに時間がかかってしまいました……「じゃあ、どうすればいいの?」ということですよね。
これはあくまでも私の経験談ですが、20代はとりあえず、会社や上司からの要望を一つひとつ叶えていく、でいいのかなと思います。
ちきりんさんの記事、個人的にぐっと来たのでそのまま借りたいと思います。
会社に所属していると、あれこれやらせてもらえるのです。時に「自分のやりたいことではない……」と思うこともあるでしょう。でも経験すること自体に意味があるのではないのかな、と。
本当にやりたいことが明確かつ実行できるのであれば、その道に進むのもありですが、大半の方はむずかしい。であれば、一旦求められることを頑張ってみる。
そうすると30代、きっと花が咲くのではないのかなと考えています。誰かのヒントになれたら嬉しいです。
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